暗い内面性について
私は中高の時から浮いていた。
みんなと仲良くしたい気持ちに溢れていて、距離が近くて。でもグループで同調することが出来なくて、どこかのグループ内に所属できずに終わった高校生活だった。
話しかければ話してくれるから、嫌われている実感がなかった。でも、事実、私はクラスの中で放浪者だった。どこにも定まれない人ーー修学旅行の班決めでみんなに聞いて回るのだ。「ここ、入っていい、、?」
どうしてだろう?私だけうまく出来ないのか、何か悪いことをしたのか、悩んで毎晩泣いていた。
人生が上手く行ってるように見えるあの子は、何がちがうんだろう。
高校生活の最後の方。理由の一つに、私は思ったことを考えなしにそのまま言ってしまって相手を知らないうちに傷つけていることがあるとわかった。(もっと理由はあるんだろうけど)
それからは自分の言動に気をつけ、毎晩自分の言葉を振り返って、ダメなことは言ってないか確認した。
喜ばしいのは、そうして少し柔らかくなった私を認めてくれた友人が数人できたと。泣いた時,いつでも支えてくれる人たちは私の宝である。
最後に友人もできたし,毎日反省してるし,大丈夫。大学はうまくいく、と思った。
でも,うまくいかなかった。中高の時と何も変わらなかった。
「交友関係のひろいきゅーり」のままだった。
私にとって、交友関係が広いことは、全く褒め言葉ではない。
結局、どううまく立ち回ろうとしても,私の根本的な何かが周りと一致しないみたいだ。誘うことばかりで、誘われることはない。
学年最後のグループ分けでは、つるんでた友人に誘われることはなかった。そしてまた放浪の旅をした。
何がだめなんだろう。
何かがない確信があるまま、社会人になっていく恐ろしさよ。