部屋の隅の蜘蛛と生きる
ずっと干したままの服たち、伸び散らかした足の毛、見ないふりの部屋の隅の汚れ。そういうものから目を背けて何年経ったのだろう?気づかせてくれたのは壁を歩く蜘蛛。ふと見ると部屋の隅にきらめく埃が。気になりだすと途端,今まで当たり前に住んでいた部屋のその乱雑さに気づく。
私はマキシマリストだ。一人暮らしには大きすぎる部屋も、全てを収めるためにある。はずなのだが、愛すべき小物たちは基本,所定の場所にいない。ここは文具,ここは雑誌,ここは,,,と場所を決めたのが6年前。今では服の一部が