トキソプラズマに感染した時のこと
伝染性単核球症もそうですが、私結構「珍しい感染症」経験者です
「トキソプラズマ」もそのうちの一つ
そもそも、トキソプラズマをご存じでしょうか
最近では、妊娠中の女性が初期感染した場合、胎児へ与えるリスクが高いことも有り、産婦人科でのアナウンスが始まっていますのでご存じな方も多いのではないでしょうか
管理栄養士の国家試験問題でも見たことがあります
トキソプラズマの感染経路は、加熱不十分もしくは生肉の摂取による感染や、トキソプラズマが終宿主としている猫からの感染等です(どちらも経口感染)
ヒトからヒトへ感染することはなく、成人の抗体保有率は平均で25%前後、30歳以下では10%以下で、感染者の大部分は不顕性に経過するそうです
発症する数か月前にアメリカンショートヘアーの子猫を飼い始めていたので、そのにゃんこが感染源かなぁと思います
国立感染症研究所のホームページでは2012年に取り上げられていますが、私が感染したのは2000年でした
症状としては
・リンパ節腫脹(特に頸部)
・倦怠感
・常に微熱(時々高熱)
・関節の痛み
等でした
国立感染症研究所の記事に「伝染性単核球症の病態を呈する」とありますが、まさにそれ
前の年に伝染性単核球症に感染していたので、それが治っていないものだと思っていました
今でもそうらしいのですが、日本ではトキソプラズマに有効な抗生剤が認可されていないそうです
当時もどの抗生剤が合うのか色々と服薬してみるしかありませんでした
結果、それのうちの一つで全身に薬疹が出来てしまい、これまた入院生活を余儀なくされました
リンパ節の腫脹は徐々に減っていきましたが、関節の痛みは結構長い間残ってしまい、次の年には膠原病の検査までしました
寝ている時とか、ある程度長い時間身体を動かさずにいて、寝返りとかで動かした時に、肘や膝に激痛が走っていました
当時は鬱症状もあったので、心が弱っているところに身体の痛みも重なりさんざんでした
身体が腫脹や痛み、発熱に侵されるのもしんどかったですが、もう一つ
トキソプラズマ症に特有の症状として、「危機感が薄れる」「異性問題を起こしやすい」というものがあります
これについては(特に後者)とても文字には起こせません
気になる方はこれらの症状について調べて頂き、感染の可能性がある方については「十分にお気を付けください」とだけ言っておきます
初感染から10年ほどして長男を出産しましたが、年数が経てば妊娠出産への影響はないようです