「クレイジーG」 に挑戦しよう
ジャカソロ曲「クレイジーG」始めました!
2020年12月からウクレレを始めて毎日弾き語りの収録をラジオアプリで配信しているウクレレ初心者のよっきぃさん ( @Breath_Design )です。
まもなくウクレレを手にして半年を迎えようとしているんですが、それまでに有名な「クレイジーG」を弾けるようになれないか挑戦します。そんな「クレイジーG成長日記」をYouTubeで始めてみました。
「クレイジーG」とは
ウクレレのジャカソロ代表曲「クレイジーG」を練習してみようと思います。ウクレレ業界では有名なジャカソロ曲で、 Gコードが中心になっているものです。
Gコードは全然やってないので、苦手なコードです。 Gコードの代わりに G7で弾いてきてました。この苦手な Gコードを克服する目的も兼ねて、「クレイジーG」に挑戦します。
きっかけは「クレイジーG祭り」
なぜ、「クレイジーG」を弾こうと思ったのか…それは6月20日の日曜日に「クレイジーGまつり」というものが開催されるからです。
ウクレレYouTuberのゆーたろパパさんと、サイトウユウキさんが共同開催するイベントだそうで… 「クレイジーG」を弾いた動画をYouTubeにアップすれば良いというもの。良いきっかけになるかな、と思ったわけです。
カラフルなTAB譜
とりあえず曲のイメージをしやすくするために、エクセルを使って色付けされたTAB譜をつくってみました。もし興味があれば、ダウンロードできるようにするつもりなので… 最後まで読んでくださいね(笑)
いろんなバージョンのクレイジーGがあるようなんですが、できるだけ簡単なバージョンをやってみようと思います。
とりあえず、イントロ
リズムは「チャンチャンチャンチャン、チャンチャカウカチャン」という8ビートです。この言い方はウクレレレッスンTVのトモさん…
で、イントロ部分のコードは… 「G6」からスタートします。これ、「Em7」と同じで1弦と3弦の2フレットを押さえます。ただし、人差し指と中指を使って押さえます。
そして、「G6」を2回弾いたら、2フレットから1フレットにひとつズラして、チャンチャン。ちなみにこのコードは「Gdim7」だそう。
そして、次は2弦と4弦の2フレットを押さえる「D7」です。これも今までと違って人差し指と中指を使って押さえます。さらに途中から小指を使って1弦の5フレットのDを押さえ… にくい(笑)
親指の位置がポイントになるそうで、左手の親指を出していたら押さえにくくなるから、親指はネックの裏側にしておくのが大事なんですね。
この「G6→Gdim7→D7→D7」を繰り返して、8小節弾いたらイントロは終わりになります。このフレーズは何度も出てくるので、小指の体操のつもりで繰り返し弾いて、慣れておくのが大切です。
2日目:Aパート前半4小節
GメジャーとGマイナー
このAパートでは「G」と「Gm」のふたつが新しいコードとして出てきます。このふたつのコードの切り替えがカギです。
最初の2小節は「G」がメイン。初日にやった「G6」人差し指で 3-2 (D), 中指で 1-2 (B) を押さえて、そこに加えて薬指で 2-3 (G) を押さえます。これが「G」で基本形。そして、薬指を押さえたり離したりしてメロディをつくっていきます。
次の2小節は「Gm」で、人差し指で 1-1 (A#), 中指で 3-2 (D), 薬指で 2-3 (G) を押さえます。そして、さっきと同じように薬指を押さえたり離したりしてメロディをつくります。
ちなみに薬指を離した状態、つまり 1-1, 3-2 を押さえるコードは「Gm6」という名前だそうです。
コードチェンジのコツ
今回のハードルってかポイントになるのがココ。
「G」と「Gm」このふたつのコードの共通点が、薬指の位置。2-3 (G) が同じなので、コードチェンジしても薬指は動かないんです。
だから、この薬指を支点にして、軸にして残りの2本の指を切り替えるのがコツ。少し手首をクイっとして、角度を変えるとやりやすいかも。
親指の位置や手首の角度によって、コードチェンジのしやすさって変わってくると思うので、やりやすいポジションを探しましょう。
3日目:Aパート後半4小節
「小指を使うD7」のハードルが高い…
イントロを思い出せ
Aパートの後半に入りますが、ここは今までやってきたことの組み合わせだけ。Aパートの5小節の4拍は、2日目にやったAパートの1小節と同じで… 「G, G6, G, G6」 と交互に弾きます。
簡単に言い換えると、基本の Gメジャーコードを押さえて薬指を上げ下げします。この小節の直前は「Gm」を押さえているので、薬指を軸にして人差し指と中指を切り替えて「G」にするところから始まります。(TAB譜を再掲します)
そして、6小節目は初日にやったイントロの後半に出てきた「小指を使ったD7」をやります。薬指から小指に意識を切り替えができるか…
実はひとつズラすだけ
Aパートのシメに入っていきます。まずは4弦から順に「0,2,3,2」の基本の「G」を押さえて3回弾きます。チャンチャンチャン。
そして、4拍目に3本の指をすべて1フレット分ヘッド側にずらします。つまり、4弦から順に 「0,1,2,1」と押さえるんです。これが見かけ倒しの「F#on G」というコードです。
ハイ、これでAパートの8小節も終わりです。
4日目:最難関のBパート
動かない小指に試練「G5とGsus4からのD7」
前半が最大のハードル
左手の小指が慌ただしくなる、クレイジーGの山場を迎えることになります。ここを乗り切れば、残りのCパートからエンディングまではスムーズに進むハズです。
まずは 0-2-3-2 基本の「G」で1回。そこに小指で 1-5 (D) を押さえて 0-2-3-5「G5」で1回。次に小指をズラして 1-3 (C)を押さえて 0-2-3-3「Gsus4」… そして小指を離して「G」に戻ります。
チャン、チャン、チャン、チャン♬
次は、恒例のチャンチャカウッカチャンのリズムで小指を押さえて、ズラして、離す、と。
チャンチャカウッカチャン♬
そして、次からは「Gm」になります。薬指を軸にして「G」から「Gm」に切り替え… そして、2拍目から小指で1弦を押さえます。
最初は 0-2-3-1 の「Gm」で、小指で 1-5(D)を押さえて 0-2-3-5 の「G5」…からの小指を3フレットに移して 0-2-3-3 の「Gsus4」。
そして、「Gm」に戻ってきます。
コードチェンジで薬指を意識している中で、すぐに小指を動かすので、慣れなきゃですね。この後はさっきと同じノリで小指を動かして、チャンチャカウッカチャン♬
最大の山場な17小節目
この小節は、再び「G」に戻るので… 薬指を軸にして「Gm」からコードチェンジします。そして、Bパートの最初(13小節目)と同じように小指を動かして… チャンチャンチャンチャン♬
からの「D7」にコードチェンジします。チャンチャカウッカチャン♬ と、また途中から小指で 1-5 を押さえます。
1) 薬指を軸にコードチェンジ
2) 1弦を小指でメロディ
3) 軸指なしで「D7」にチェンジ
4) 1弦5フレットを小指で
という連続技をこなす最大の山場です。
後半はAパートと同じ
さぁ、山場は乗り越えました。BパートのラストはAパートとまったく同じフレーズです。
基本の「G」を3回弾いて、4拍目はヘッド側にひとつズラして… 「G」に戻して チャンチャカウカチャン♬
ここは、薬指を使わずにイントロ部分のように「G6」と「Gdim7」で弾くバージョンもあるようですね。とにかく、この最難関のBパートは慣れるまで、繰り返し弾く必要がありそうですね。
4日目の補足) 小指の意識改革
左手の親指と小指の指先をくっつけて、輪っかをつくって指先にチカラを入れてみましょう。思ったよりも、小指ってチカラを入れることができるって分かると思います。
慣れは必要にはなりますが、薬指よりも小指の方が器用だし、チカラも入れられるんですね。だから、苦手意識を減らして小指を積極的に使えるようになった方が良いみたいです。
6弦のギターを弾こうと思ったら、小指を使うことになるので… ギターやギタレレを弾こうと思うなら、小指の意識改革は必須ですね。
補足2) 小指を使いやすくする方法
小指がうまく使えない理由のひとつに「フォームが良くない」ということもあるようです。ということで、参考になりそうな記事がコチラ。
「小指を指板に近づける」もしくは「小指を指板から離さない」という当たり前に聞こえることがコツになります。
弦に平行に4本の指先が並ぶように構えます。そのためには、左手の親指はネックの裏側を支えるようにします。「クラシックフォーム」と呼ばれる構え方ですよね、これ。
5日目:馴染みのコードでCパート
前半は「G7」と「C」3種
さぁ、ここからは「Cパート」です。箸休めというか、今までと少し雰囲気が違ったパートになってきます。いくつか新しいコードが出てきますが、さほど難しくないハズです。
直前のBパートが 0-2-3-2の「G」で、ここから 0-2-1-2 の「G7」にコードチェンジするところから始まります。ワタクシよっきぃさん的には馴染みのあるコードなのですが… 皆さん、どうなんでしょうね。
「G」から「Gm」に変える時のように軸にできる指はなくて、3本とも押さえる場所が変わるので「G7」を押さえ慣れていない人は、ちょっとハードルになっちゃうかもですね。
さて「G7」にコードチェンジしたら、Aパートの時のように薬指を上げ下げして、メロディを弾いていきます。1弦にある薬指を離すと、0-2-1-0の「G7sus2」というコードになります。
恒例となったリズムで弾きましよう。チャンチャンチャンチャン、チャンチャカウッカチャン♬
そして、1弦を押さえている薬指をスッと、2フレットから3フレットに移動させて… 「C」を押さえて、チャンチャカウッカチャン♪
その後は「C, C, CM7, C7」と弾きます。CM7は中指で、C7は人差し指で1弦を押さえます。
後半は「A7」とイントロ再来
「A7」は3弦の1フレットを人差し指1本で押さえます。そして、ここに薬指で 1弦2フレット(B) を付け足したものが「Em6」。「A7」を弾いてる途中で、薬指を付け加えるだけの話です。
後半のチャンチャカウッカチャンの最初「チャンチャ」の2回だけ薬指の出番です。見た方が早いと思うので、弾きますね。
そして、ラストの2小節は「D7」です。チャンチャンチャンチャンは、指2本で4弦と2弦の2フレットを押さえます。次のチャンチャカウッカチャンは、小指も1弦5フレットで参加させます。
「小指のコツ」を確かめてみた
「フレットボードの下から押さえる」イメージを掴みやすいように同じ「D7」で比べてみました。どちらも人差し指で4弦の2フレットを、中指で2弦の2フレットを押さえています。
ここに小指を付け足そうとすると、斜めに押さえていた場合は1弦の4フレットぐらいまでしか小指が届きません。ちょっと頑張れば5フレットになんとか届く感じになりますが、指が伸びきっているとチカラが入りにくくて押さえづらいです。
ところが下から押さえていると、小指がフレットボードに近いこともあって7フレットあたりまで触ることができます。だから、5フレットは余裕がでてきます。
「Crazy G」全体の進み方
よっきぃさん的には「Cパート」は弾き慣れたコードばかりなので、気持ちに余裕をもって弾いていけるパートでした。余裕かましてテンポが早くなって、走ってしまわないように気をつけなきゃいけませんね。
さて、このCパートまで終わったら、次はもう一度「Aパート」を弾いてからエンディングです。
イントロ → A→ B→ C→ A→ エンディング
ずっと弾き続けていたいなら、気が済むまで「A→B→C」をリピートして、良いタイミングで「A→エンディング」に行けば良いですね。
6日目:いきなりエンディング
一番簡単なエンディング
一番最初にやってイントロと同じものを弾いてから、AパートやBパートでやった終わり方で「G」でエンディングを迎えるパターン。これが一番シンプルですね。
慣れたらやりたいハイコード
余裕が出てきたら「スゴそうなのにハードルが低い技」を見せることができるのが、このハイコードを弾くパターン。2フレットを押さえるGから指の形を変えずにズラしていくだけです。
そして、押さえる場所は「ポジションマーク」を目安にすれば良いので落ち着いてやればできると思います。指を崩さないように… 最後は「G」でキメておけば大丈夫そうです。
「Crazy G」のTAB譜を配布
クレイジーG完成を記念して「弾いてみた」動画の概要欄にカラーTAB譜のPDFをダウンロードできるようにしました。
お祭り当日にも弾いてみた
ウクレレを始めて、192日目の腕前です(笑) これが弾けるようになったら「脱・初心者」だとか誰かが書いていましたが... イイんです、初心者です。
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