我が猫はHighにいる

猫よ
キミに名はないのか
飼い主はどこへ行ったのか

誰も目もくれないものだな
屍だけが
寒風にさらされる

墓碑もなく
貴方を呼ぶ声すら聞こえない

忘れ去られることさえ
ないのだ

死を想った私の代わりに
High(天国)に逝った猫
こいつに
「Highe(ひげ)」と名付けてやろう

飲み干した空き缶を
墓碑にして

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