愛鹿

むちのち僕は
知るべき世界の一兆分の一も
知ってやしない

五万冊の知識を装備したとして
其のどの文字が
知恵や救いや笑いへ変換されるだろう

七字(名無し)の妙なる表現
異型(畏敬)の文化
泡と消えた愛鹿(アイディア)の化身

例えももとせ生くとも足りぬ
転生があるなら
その為に使いたいものだ

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