この人は大丈夫なのか…3

この前貸したお金は、彼が返すからと言っていた日をすぎても返ってこない

彼は相変わらず、タバコとお酒を欲望の赴くままにたしなんでいる

「お金入ったんだよね?」
タバコを吸う彼に嫌悪感むきだしの視線をおくる

「うん…でも今月も光熱費の支払いがあって手元に残りそうになくて…」

えっ…私の視界は真っ暗になりかけた
約束を守らず、平気な顔して何言ってんだ
しかもこちらから聞かなければ、この人はお金の話すらしなかっただろう、、

【だらしなさするし、人間としておわっている】

彼女の心にそう強く刻まれた

でも彼女にはすぐ別れられない理由もあった
あと半月で職場を退職する。退職後であれば実家にもどれるが、同棲してしまったが故に別れたとしてもその間の行き場に困る、、
実家からの通勤はかなり時間を要するので現実的ではない
退職後は事業を立ち上げるので、半年だけの賃貸に費用を費やしたくない…

そんな背景が彼女を彼から離れられなくさせた

〔あと半年…お金の管理について話してダメージを受けないようにしよう〕
彼はお小遣い制にして、食事もなるべくお家にしよう…

ただならぬ不安が彼女に押し寄せる
あと半年、半年の我慢、、そう思うのであった

※実話に基づくフィクションです
同棲…住むところってほんと大事だよね



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