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Mr.childrenの話-「名もなき詩」編-

今日は僕の大好きなバンドMr.childrenのお話です。

説明の必要もないくらい人気で息の長いモンスターバンドです。
最近の若い世代の方にはあまり馴染みは無いかもしれないので
ものすごくざっくり説明しますと、

1989年結成の4人組ロックバンド。
ボーカルの桜井和寿さんがほぼすべての作詞作曲をしています。
質の高いメロディと歌詞で90年代から現在まで大勢のファンを獲得し
日本レコード大賞を2度受賞し、1994年リリースのシングル
「Tomorrow never knows」276万枚のセールスを記録し
日本で8番目に売れた曲となっています。
現在ももちろん精力的に活動を行っています。

自分のミスチル歴をざっと振り返ってみます。

小学生の頃、僕は兄と2人部屋でした。
ので、兄がCDコンポで流している曲がどうしても耳に入ります。
槇原敬之さんの曲を兄は好んでよく聴いていました。
当時僕はまだ音楽にはまったく興味がありませんでしたが、
1曲だけ、とても気になった曲がありました。
それが「Tomorrow never knows」でした。


その後僕は、好きな時に「Tomorrow never knows」を聴くために
誕生日に、ポータブルのCDプレーヤーを買ってもらいました。
兄がCD持ってるけど、自分の物にしたい…と思った僕は
自分が持っていたサッカーのユニフォームのカタログとCDを交換してくれ、と兄に交渉し、CDをゲットしました。僕も兄もサッカー好きだったので(笑)

そっからはもう、毎日毎日イヤフォンをして擦り切れる程聴きました。

時代はバンドブーム、そして小室哲也さんが業界を席捲していました。
もちろん、色んな人の曲にも興味を持つ様になりましたが、
ミスチルだけは自分の中で何か特別な感じがありました。
「innocent world」「CROSS ROAD」「抱きしめたい」
等のCDを買って、
「ミスチルは他のバンドと何か違う。何かはわからんけど。」
と思っていました。

そして人気絶頂にあったミスチルから1枚のCDがリリースされます。

それが「【es】」と言う曲です。

この曲は自分の人生の中でも、一番聴いた曲かもしれません。
毎晩CDプレーヤーで、この曲だけを延々とリピートしていました。
特に後半の大サビから転調したラストのサビの部分と、
間奏、アウトロのギターのリフが好きで好きで仕方なかった。

何が起きても変じゃない
そんな時代さ 覚悟はできてる
よろこびに触れたくて明日へ
僕を走らせてくれ 僕の中にある「es」


「es」
Mr.children

「es」はミスチルのシングル曲の中では、割とあまりピックアップされない
曲かなと思います。それでも157万枚も売れています。

今になって思う事は好きな作品て、曲や歌詞に強烈に共感するものですが、
実は自分が経験してきたかどうかは関係ないんじゃないか、って事です。

だって当時の自分は、恋愛のれの字も知らないのに抱きしめたいを聴けば
数多の恋をしてきたかの様な共感をして勝手に切なくなっていたし、

そんな時代さ 覚悟はできてる

って歌われたら、
ティーンエイジに突入したばかりの子供が何の覚悟もないのに
「いつでも来いや~」と無敵になった様な気になっちゃってました(笑)

でもそのくらい歌の力はすごいな~と。

で、「シーソーゲーム」がリリースされます。
やっぱ出す曲ぜんぶ良い曲だな~と、
自分の中で他の追随を許さないバンドになっていきます。

その次に出た曲がミスチルの中でも2番目に売れた曲「名もなき詩」。

この曲によって自分の中でミスチルは絶対的な存在になりました。
セールスは230万枚。ミスチル中でも2番目に売れた曲。

愛はきっと奪うでも与えるでもなくて
気が付けばそこにあるもの


知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中で
もがいてるなら誰だってそう 僕だってそうなんだ

「名もなき詩」
Mr.children

ミスチルの歌詞は名言の宝庫ですがこの曲は当時、特に衝撃でした。
歌詞やメロディーの素晴らしさはもちろんの事、
独特のドラムのリズムに勢いのあるギターストロークが
非常にカッコいい曲です。

この「名もなき詩」が収録されているアルバム「深海」
ニューヨークのスタジオで制作されています。
プロデューサーの小林武史さんがアナログレコーディングに
こだわったようで、アルバム「深海」までの音質は
その後の作品とは少し違った独特な質感に感じます。

中でも「名もなき詩」のサビのボーカルの響き方が
僕には抜群に聴き心地が良く感じました。
歌詞やメロだけでなく、そう言った音質的な要因も
少なからず影響しているのかなと思っています。

これは偉大なバンドあるあるですが、
一番好きな曲と言うものを決めるのは難しいです。

しかし、僕があえて3曲選ぶとするならば、
今回の記事で書いた、
「Tomorrow never knows」
「es」
「名もなき詩」

なのかなーと思います。

まだまだ長くなりそうなので、
今回は「名もなき詩」までの記事にしておきます!

ではまた!

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