5分でわかるエル・クラシコの歴史背景
5分でわかるエル・クラシコの歴史背景
【FCバルセロナ】
カタルーニャ州バルセロナ
1899年創設
ホームスタジアム カム・ノウ(カンプ・ノウ)
ユニフォームカラー ブラウグラナ(赤と青)
【レアル・マドリード】
マドリード州マドリード
1902年創設
ホームスタジアム サンティアゴ・ベルナベウ
ユニフォームカラー 白
初めてのクラシコ開催は1929年。
戦績は238試合 バルセロナ 93勝、レアル・マドリード 95勝、50分。
【歴史背景】
カタルーニャは、12世紀カタルーニャ連合王国を建国。
しかし、1479年のカスティーリャ王国(マドリード地方)がスペインを統一。そして、スペイン統一により独自性を失っていくこととなる。
また1714年、スペイン継承戦争が勃発。
カタルーニャはスペイン軍に敗北し、自治権を失った。
フランコ将軍が就任してからがさらに弾圧が激しくなった。
また、カタルーニャ語もこの時に禁止され、カタルーニャ州の自治政府や自治憲章が廃止される政治的弾圧が起こる。政治だけではなく、伝統的な音楽や祭礼、独自言語のカタルーニャ語も禁止されていった。
カムノウは、禁止されていたカタルーニャ語が唯一話せる場所であったころである。
つまりMes Qué un club.(クラブ以上の存在)とはカタルーニャ独立運動にバルセロナが参加したときのスローガンなのです。
その後40年近く、20世紀になってからも将軍フランコに対し内戦で敵対した徹底的な弾圧をされた訳である。
フランコ死後の1979年に民主化が認められた訳だが、中央政府のカタルーニャ軽視が続いている。
また現在、カタルーニャの納めた税金が他所で多く使用されることに反し、独立機運が再燃しつつある。
では、なぜレアル・マドリードがライバルクラブとなったのか。
・フランコのお気に入りのクラブであった。
・中央政府がある首都のチームであるから。
以上がエル・クラシコの歴史的背景です。
【カンプノウでの観戦時注意事項】
・スペイン代表のユニフォームは着用しない。
・アウエー席以外でアウエーユニは着用しない。
・荷物は、足元ではなく膝元に。
17分14秒は、1714年に自治権を奪われたことに反対する
独立コールをホームでは毎試合することになっています。
前後半17分14秒【コール】In - inde - indepedència
(イ・イダ・イダバデンシィア)といったような発音方法です。
クラシコにはこのような歴史があります。
背景をもっと知って見てからエル・クラシコを観戦しては楽しいと思います
リーガエスパニョーラには歴史がたくさん関係してます。
是非、他のチームについても調べてみればもっと楽しくなりますよ!
ノートをお読みいただいたことに大変感謝いたします。
今後とも是非サポートしていただければ幸いです。