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アカデミー賞2022関連作品レビュー! 「ラーヤと龍の王国」

日本時間の3月28日にアメリカで開催されるのが、第94回アカデミー賞受賞式。

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個人的に気になって観た作品についてレビューを書いています。

前回までのレビューはこちら。

今回は!

「ラーヤと龍の王国」

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公式サイトはこちら

この映画は「ミラベル〜」と同じくディズニーが制作した長編アニメーション映画。今年のノミネート作品です。確か配信を同時に始めたディズニーへのシアター側の反発から、とても小さい規模での公開になってしまっていたような記憶があります。実際の映画の出来はどうだったでしょうか。

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(公開縮小なんて、なんてもったいない。。。)

この映画、まさに現代に必要な「和解」と「信じること」を描く素晴らしい物語でした。

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凄く真新しいかというとそうではなく、私は「ナウシカ」とかあたりの架空世界のヒロイン物としてベースが浮かぶ物語ではあるのですが、

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まず主人公ラーヤが単純に好きで。浅黒めの肌に黒髪。アジア的な顔立ちだけど、凛々しいながらもどこか可愛らしい。ディズニーのアジアを舞台にしたアニメといえば

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やっぱり「ムーラン」が浮かぶと思いますが、ムーランも素敵でしたけど、ラーヤを観た時に「はるばる来たな〜」ってなんか感慨深くなってしまいました。

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対するナマーリも強い感じが全面に出たキリっとしたキャラで

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特に子供時代が凄くカッコよくて魅力的!ラーヤと敵対する役ではありますが、いい対比だなと思いました。

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伝説の龍、シスーの造形も可愛らしさがあって、とっても良かったです。

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絵的な部分も、私は専門的な知識はもちろんないですが、とても美しい世界観だな、と思いました。特に

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この特に「クマンドラ」に見られる綺麗なグリーンを基調とした色使いがとても気持ち良くて。アジアの雨林の美をイメージしたかのような。素敵だったと思います。

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そして、ラーヤの声優キャストは現代のハリウッドで活躍するアジア系の役者を配役しています。これも素晴らしい事だと思います。で、私的にはなんと言っても

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オークワフィナ!!

伝説の龍シスーの声を彼女が担当しています。オークワフィナって

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昨年大ヒットしたマーヴェル映画「シャン・チー」にも出演してますし、

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これから公開される実写版「リトル・マーメイド」にもキャストされてて、「随分ディズニーづいてるな〜」と思ってましたが、

この「ラーヤ」でやっとその理由が分かった気がします!

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最初は「あの伝説の龍がこんな親しみやすいっていうか面白いの?」って感じで最初はオークワフィナらしく

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人間になった時の姿とか本人に似てたりして面白いんですけど、

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特に後半、過去に裏切りに合い人を信じられないラーヤや、本当は伝説の龍にずっと憧れ続けてきたけれど敵側についてしまっている複雑なナマーリに対して、「信じることの大切さ」を説くシスー。この後半部分のシスーの語りが凄く良かったんです!!これはもう、

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オークワフィナの持つ声の力と演技力だと思います!

オークワフィナの作品を観たのはもちろん初めてではないし、彼女がユニークな才能がある事は分かっていたつもりでしたが、まさかこの声のみの出演作品で一番それを感じさせられるとは思っていませんでした。素晴らしい演技で、なんと泣かされてしまって。前日「ミッチェル家〜」で散々泣いてたし(笑)、このラーヤってそんな意外な展開も無く、シスーのこの台詞も大切なこととはいえ、凄く特別なことを話してるわけじゃないのに。

でもこのオークワフィナのちょっと低めの声で優しく深く話されると、凄く心に響いてきて。本当に自分でも意外でした。

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「ちょっとこの人本当に只者じゃないかも」ってラーヤ観終わった後に思いました。なんていうか、こういう魅力とか演技っていうか、なんて形容してよいか分からない力と魅力を持ってる人っているんですよね。そういう方面が今後どんどん進化していったら

とんでもない女優になるんじゃないかな

って思いました。

ちょっと話が逸れますが、これはディズニープラスのCMにオークワフィナが出演している映像ですが、ただのCMじゃありません。アメリカの一大スポーツイベント「スーパーボウル」用に製作されたCMです。

スーパーボウルはアメリカアメリカンフットボールのNFL王者決定戦でハンパ無い視聴率の番組なんです。試合の合間の豪華なハーフタイムショーも有名ですが、その試合のテレビ中継で流されるCMはこれ以上ないパブリシティを獲得できるため、大企業がこぞって枠を高値で買って、制作にもめちゃめちゃお金をかけるんです。今年はどんなスターがどのCMに出るか、制作は誰がするのかが必ず話題になります。

そこにディズニーは今年オークワフィナを起用しています!これを「ラーヤ」観た後に知って「ディズニーはよほどのことがないかぎり、オークワフィナを当分手放さないつもりだな〜」と思いました。「なるほど、当然だ」と思いました。

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ヒロインが活躍し「世界を分断による破滅から、人を信じることで救う」という設定が、今のウクライナやミャンマーをはじめとする世界の酷い現状や、アジアンヘイトクライムの急増など、現実の世界とも重なって胸に響く物語でした。

気になった方はぜひ観てみてください!

おまけ

ジェネイ・アイコが歌うこの主題歌も彼女らしさを損なわない素敵な曲でオススメです♪








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