「ザ・ロストシティ」ハリウッドのラブコメ映画の大復活を背負った主演二人!王道中の王道が楽しい作品♪
先日、この映画を観に行きました。
「ザ・ロストシティ」
あらすじ等はこちら
6月に公開されたサンドラ・ブロックとチャニング・テイタムが主演のハリウッドの恋愛コメディ映画です。近年、ハリウッドはこの手の映画は制作が減ってきていた印象で、かつてこういうコメディ映画が大好きだった私は「ちょっと寂しいな~」と思っていたのですが、この映画、
全米でも1位を獲得し興行収入は1億ドル超え!
評判も良いということで、観にってみました。
そして、本当に面白くてめっちゃ笑って帰ってきました!!
タイトルにも上げましたが、主演の二人のお見事としか言いようのないコメディスキルに加え、カメオ出演(ということになっている)等の役者含め、あの頃好きだったコメディ映画が「戻ってきた―!」って感じで心の中でガッツポーズして帰ってきました(笑)
今のコロナ禍から続く混沌として辛い時代に「こういう映画こそ必要なのでは?」と声を大にして言いたい、何にも考えなくても笑って楽しめるし、ラブコメおたくにもたまらない良質ムービーでしたので、レビューをしてみたいと思います!
※ここから先は思いっきりネタバレしてますので、結末をお知りになりたくない方はご注意ください。
(このポスターは本当に正しいポスターだよ(笑))
なんていうか、この作品観た後感慨深くなりました。
90年代や00年代ってこういうコメディ作品が月に1本くらいは公開されていたものなんですけど、最近は本当に少なくなったな~という印象で、
結構Netflixオリジナル作品としていきなり配信になるみたいなことが増えてきたような気がして。もともと日本は劇場でヒットしたり、話題にならないと劇場公開になる見込みも少なくなるので、「ちょっと寂しいな~」と思っていたんですが、
まず、
このサンドラ・ブロックとチャニング・テイタムが主演ってだけでこの映画期待大で、これ系映画の二大巨頭みたいな(笑)チャニングは巨頭とは言い過ぎかもですが(笑)、サンドラは巨頭と言ってもいいのでは?だって
こんな感じでこのジャンルを支え続けた女優です!それが
アカデミー賞で主演女優賞を受賞してから完全に演技派としてこういう映画には出なくなった感じで。コメディ映画であったのって「オーシャンズ8」くらい?でもそれも分かるというか。
こういう映画が製作されなくなった背景はヒットが難しくなったということがあったんだと思います。こういう映画を引っ張っていけるスターもいなくなった。なれそうな人はいっぱいいたんだけど、
やりたがらない
という問題があったのかな~と思います。映画界全体のトレンドもあると思いますし、コメディ系の印象がついてしまった俳優はその後の転向は結構難しい。世間のイメージってやっぱり強いですし。
また、
ELLEでこういう特集されちゃうとほんと悲しいんだけど(泣)、ラブコメ自体に対する世間の風当たりも強くなって、その「セオリー」にも矛盾や疑問を感じる人たちが特に若い世代に出てきてしまったので、ますます制作しづらくなったということがあったんではないかと思います。90年代の思春期からどっぷりこういう映画に漬かってきた私からすると、もう脳に刷り込まれているようなものなので「お約束なんだからいいじゃん!」って思ってしまうのですが(笑)
そんな感じでどんどん劇場にかかるラブコメやコメディ作品が減ってきたところに、
もう一回載せちゃうけど(笑)、ドーンとこの映画が公開されて嬉しかったです!しかも
「サンドラ・ブロック帰還!」と言わんばかりに、これ系コメディの王道かつ抜群の安定感で主演として完璧でした!もう職人芸みたいなもので、本当に笑える(笑)セルフパロディ的な感じでもう余裕で演じてますね。
相手役のチャニングも
こういう時の相手役にぴったり!(笑)もちろん一人で主演をはることももう十分できますが、ダブル主演でサンドラと横に並んでくれるだけで
「絶対面白いな」って感じで笑わせてくれる期待大で、そのとおりにチャニング演じるアランも設定からして
おかしかった(笑)ロマンス小説のモデルって
「ファビオ」っていう代名詞みたいな人がいるジャンルで、程よい筋肉隆々のチャニングにはぴったり!(笑)コメディができるって本当にマイナスなことは一つもなくて、チャニングがそれを体現してくれてました。
ついついブロンドロン毛の写真が面白くていっぱい載せちゃったけど、普段はこんな感じで素直でいいヤツなんだよ!アラン!
そこに!
ブラピ来た!!(笑)
この映画の最大の見どころの一つと言ってもいいと思うのですが、ブラッド・ピットがカメオ出演しています。彼については
昨年「三大ハリウッド俳優」の連載をした時に取り上げたのですが、出演作品の選び方が非常に上手くて、こういう王道コメディはむしろ避けてきていた印象でしたが、
近年丸くなったのか、懐が深くなったのか、お金が必要なのか(笑)もうすぐ60代でもめっちゃカッコいい男として、この映画で遺憾なくイケメンオーラを発揮しながら、超笑えるんですよ(笑)
そんな三人が一堂に会した
このシーンはほんと爆笑しました。映画館じゃ声出せないから心で(笑)これ系映画が好きな人はこのシーン絶対観てほしいー!!!
この「ロストシティ」の場所などの設定自体がい意味でテキトーなのも良くて(笑)そこに固執する今回の敵役が私的に拾い物で
ダニエル・ラドクリフ
この役、凄く合ってたと思います。なんか小粒なんだけど(笑)大金持ちで、結構笑えました。
もうそろそろやっとハリー・ポッターのイメージから抜け出せるんじゃないでしょうか。彼がこれから主演する
この映画、めっちゃ楽しみです!!ハリポタのイメージをやっと脱し、これからキャリアがどんどん良くなるんではないかと。よく耐えましたね!えらいぞ。「ザ・ロストシティ」でも小粒ぶりがほんと笑えました(笑)
映画はストーリーを語るってほど、凄い内容があるわけではないのですが(笑)、それもこういうコメディとしてとても正しい。「冒険ロマンス小説(軽くエロ)のブックツアー」って設定も面白いし、こういう映画って
彼は今SNLに出演しているアジア系のコメディアンで結構人気上がってきてますよね。ボウエン・ヤン。こんな感じで旬な役者をちょっと使ったり、笑いのネタとして使ったり。こういうところも凄い好きなんですよね~。時代が反映されているし。
音楽も
ラブコメの映画のサントラとしてがっちり王道の曲を使いつつ、
「Cake by the ocean」とか忘れてたぴったりの曲。「あーあったなこんな曲」みたいな(笑)
この曲流れる時もめちゃ笑った(笑)
このラブコメジャンルって結構青春ドラマに吸収されていくような感じで、大人が主演の設定はなかなか過去のような設定のままでは難しかったと思うのですが、それをちょうどいい脚本と、それをこなすこれ系コメディスキル満点の主演二人、ボーナス的なカメオ出演をもってもうちょっと復活させるために頑張ってくれたみたいな感じが勝手にしてて(笑)感動して映画館を出てきました。
ここのところニュースを見るといろいろ辛かったので、「こういう作品で元気出したいな」と思っていたので、ほんとありがとう(笑)。このジャンル、この映画のヒットを機にもうちょっと復活してきてくれるといいな~と思います。大ヒットは難しいかもですけど、
絶対に需要はあると思うので!!(絶滅したわけではないんですけどね(笑))
このヒットを受けて次にどんな作品が出てくるか楽しみにしています♪
おまけ
サンドラのコメディといえばこのシーンは名シーン(笑)
おまけ2
ほんと美味しい役を選ぶのが上手いよね(笑)
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