今度はトリ!? ずっと聴き続けてきて良かった!TXTにしかない個性と成長が見えた大満足のロラパルーザライブレビュー
先月このライブの映像が観れて大満足でした。
TOMORROW X TOGETHERのロラパルーザ2回目ライブ!
昨年に
出演した時にもレビューを書きました。この時も本当に感動したのですが、今年のラインナップで
え!もうトリ!?
とは思いましたが、セールス的にはもう十分トリを務められるくらいのアーティストなんですよね。それにしても、さすがロラパルーザ、凄いメンツの並びですね。
ロラパルーザ的にも結構チャレンジングな選択だったとは思いますが、今回このトリのステージを観て
本当に昨年以上に感動しました!!
K-POPとしてもロックとしても素晴らしいライブ内容だったんじゃないかな、と思います。K-POPの特徴を活かしながら、ロックで個性とセンスある曲の多いTXTらしく、ユニークさが曲からもステージからも感じられました。
昨年は早い時間での出演で、曲数も7曲くらい、時間にして20分くらいだったと思うのですが、今回はトリなので1時間以上あります。
全曲とはいかないですが、個人的に良かったポイントを抑えてレビューしていきたいと思います。
上に貼ったYouTube公式のライブ映像を眺めながらでも読んでいただければ嬉しいです♪
0X1=LOVESONG (I Know I Love You)
1曲目は「0×1」
まずはやっぱり何と言っても歌の面ですが、今までいろいろな彼らのライブを観てきたのですが、今回が「一番のチャレンジだったんじゃないかな」と思います。
1曲目で驚いたんですけど、K-POPによくあるガイドボーカルがほぼ無しで、恐らく声の音量も通常のK-POPのアーティストの出力よりも若干抑え気味だったんじゃないかなと思います。
なので「ちょっと声小さい?」と思ったんですけど、この曲は低い音程から始まる曲なので小さめになるのは当たり前かな~と。サビになると安定して聴こえました。
K-POPに限らず、ポップ系の歌手は最近ガイドボーカル有でライブする事も多くなってきているので気づきにくいのですが、この日のTXTはすぐに「あ、この曲ない」と気づきました。
これはたぶん他のロックバンドあたりと同じように音の作り方を合わせてきたような印象です。恐らくこの「0×1」がロック曲なので、ロラパルーザという場に合わせて来たというか勝負に出たみたいな感じがあって、個人的にかなり感動してしまいました。
特にテヒョン!!
この曲のテヒョンね~、ほんとグッと来た。私はちょっと泣けました(笑)。
テヒョンってTXTがロック全開になった3枚目あたりからずっとロックボーカルを頑張って引っ張ってきた印象で。
こんなnoteも彼のために書いたな(笑)。本人、もしかしたらそんなにロック自体は好きじゃないかもしれないじゃないですか。やっぱりR&Bやポップ中心に教育を受けてきてる気はするんですけど、すごくロック的なボーカルについて努力しているというか。その頑張りが聴こえるので、心の中でずっと応援してたんですよね、勝手に(笑)。
なのでこのライブは本当に感動しましたよね〜。「0×1」で曲を引っ張ってるのは私にはテヒョンでした。1曲目って凄く緊張すると思うんですよ。それを歌い始めの第一声からテヒョンが突破してきた瞬間でした。
先日レビューを書いたEXOやBTSみたいにkpopの完成度が高いボーカルを聴くのも本当に楽しいのですが、ちょっと不安定にも聴こえるTXTのこういう瞬間が観れるのも思い入れが出来ますね。
この未完成感があるボーカルってロックととても相性が良くて、切なさとか感情が込みあがる感じが出やすくて。この日この瞬間にとって、テヒョンに限らずTXTのボーカルは多少不安定でも、この時のこの歌でベストだったと思います。っていうかあんなに踊りながら生歌ってだけで凄すぎるんですけどね(笑)
「0×1」自体、個人的に思い入れもあるし好きなんで、曲調も含めて感動して泣けちゃった1曲です。1曲目から泣かせるなー!(笑)
Can’t you see me
個人的に一番の驚きだったのがこの曲。アレンジを完全にロックに変えて、本人達はラスト以外は踊り無しで歌ってましたけど、音源よりもこのバージョンがめっちゃいいと思いした。バンドの演奏が凄い派手なハードロックみたいな感じでドラマチック感が凄いなんですけど(笑)、本人たちの線の細い感じとミスマッチ感がユニークだな~と。ダンス始めるとまた盛り上がるし。このアレンジや演出とても良かったと思います。あと後ろの画像も前からも炎でめっちゃ燃えていたのも印象的でした(笑)
Good Boy Gone Bad
TXT至上、一番ロック感があるのがこの曲ですよね!最初に聴いた時の衝撃を思い出しますね。「ここまでロックにしてどうするんだ」とこっちが心配になるくらいの振り切った曲で(笑)。ロックフェスでライブするならこの曲は欠かせないと思います。
TXT本人たちが「0×1」よりこなれた感じがある気がして、安定感がありました。相性がいいのかな。この曲は音源と同じくヒュニンカイがライブでも良かった印象です。もちろん全員いいんですけど。あと私はこの曲でのヨンジュンの最高に太々しい感じが好きです(笑)。ボムギュ人気はもう笑っちゃうくらい凄いですね。彼は存在自体がシューゲイザーだから(笑)。
この曲は途中で長めのダンスブレイクを入れていて魅せる要素もたくさん入れている感じがあって、「やっぱり自分たちの代表曲みたいな意識があるのかな」と思いました。
そのあとにメンバーはいったん下がって、バンドメンバーの演奏タイムがちょっとだけあるんですけど、笑っちゃうくらいバンド演奏が凄い(笑)
Thursday‘s Child Has Far To Go
この曲は単に私が大好きなだけなんですけど(笑)。本当にここ数年のロック曲の中でも上位に入るくらいに好きなんです。メンバー3人の曲なんですけど、面白いのはこの曲だとテヒョンの曲を引っ張っていく疾走感と、スビンとボムギュの中域の安定感がそれぞれ光りますね。それにしてもボムギュの人気めちゃすごいな~。
No Rules~Cat&dog~Happy Fools~Blue Hour
ここら辺の曲はロックではなくて、ダンスがメインな当初のTXTらしい流れでした。「元はこういうグループだったんだよな~」と。「Happy Fools」は最近の曲ですけど。
こういうダンスポップからどんどんロック方面に突っ込んでいったのが本当に面白かったし、だからこそロラパルーザのトリまできるのだと思うのですが、「原点はここにあるんだな」と改めて観ていて思いました。それにしても「Blue Hour」はほんと楽曲センスがとびぬけて良いですね。TXTの楽曲センスが異次元なのに気づいたのはこの曲とアルバムからでした。洒落てる曲で私は大好きです!
LOSER=LOVER
と思ったらまたロックに戻ってきたんですけど(笑)。メンバーはほんとめっちゃ大変だと思います、歌い方とかやっぱり前述したダンス曲とは違えないといけないし。「LOSER=LOVER」はライブを観れば観るほどこなれてきてる感じがして、メンバー自身もどんどん感情が入っていってる曲なのかな、と思います。聴けば聴くほど好きになります。
Magic
さっき原点の話をしたんですけど、この「Magic」ってTXTのライブなどで要所要所で歌われているような印象があります。英語曲ってこともあると思うのですが、絶対に外さないですよね。ロック曲の並びで聴くと曲自体が軽く聴こえてしまう時もあるのですが、ルーツはやっぱりダンサブルなK-POPだし、「この曲自体を大事にしているのかな」と感じました。観客も一緒に歌って楽しそうでしたね。
Sugar Rush Ride
ラスト曲は「Sugar Rush Ride」。ロラパルーザで「「Sugar rush-ush, sugar rush-ush-uh, ah」の大合唱を聴くことができました。壮観ですね!アルバムでのレビューでも書いたのですが、この曲に今のTXTの自信が詰まってるんじゃないかと思います。「歌を思いっきり聴かせる」という曲ではないけど、とにかく凄くユニークで個性も発揮できる曲として、ラストに選んで大正解だったと思います。最後はきっちり〆た感じですね。
トータルして1時間半。ただ歌うだけじゃなくて踊ってもいるので、体力お化けもいいところですが(笑)。全体を観てて
昨年サマソニでライブ観ておいてよかったな~
と心から思いました。
最初の「0×1」から感動させられっぱなしだったんですけど、今まで積み重ねてきたロック方面の曲がロラパルーザという場にもとても合っていたことも含めて、TXTの個性も十二分に発揮されていたし、対応力の凄さが見て取れました。観客はやっぱり女性が中心ではあるのですが、結構男性も映っていて男性ファンもどんどん増えてきてるのかな〜と。「0×1」で号泣してる男性もいました。分かる〜私も泣いた(笑)
これからフルアルバムでカムバがあるので次作もめっちゃ楽しみですねー!
おまけ
TXT大好きっ子なK-POP取扱番長のNMEはもう当たり前ですが(笑)、やっぱりロラパルーザのトリという事もあるのかrolling stoneや consequenceでもしっかり取り上げられてました!!
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