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LollapaloozaとSummer Sonic TXTのフェス出演を観れたのでレビュー
先日、サマソニでこちらのアーティストのライブを観ることができました。
K-POPグループとして日本でも大人気のTOMORROW X TOGETHER(以下TXT)。私も一昨年BTSからK-POPにハマって、いろいろなグループを聴き始めてみたのですが、その中でもロック感ある良曲のリリースが多いグループで、私には特に聴きやすく、個人的にお気に入りのグループの一つです。
過去に何回か作品などのレビューを書いています。
で、今年
このサマソニに出演するというので「ラッキー!観れるじゃん!」と思って、無事ライブを観ることができました!サマソニって以前からK-POPアーティストがたくさん出演していて、「TXTの人気のタイミング的に出演ありえるかもな」と思ってたのですが、本当に実現するとは。
このnoteで今年観ることのできたアーティスト別の感想も書いたのですが、私がメインで観たかったアーティストは割と1日目に集中していたのですが、注目度からすればTXTもそのアーティストと同じくらい気に入っているグループだったので、2日目は時間的にもちょうどよく、私のこの日のメインアクトに据えてじっくりライブを観ることに。
このサマソニの前にアメリカの歴史あるフェス「Lollapalooza」に出演を決めていた彼ら。ロラパルーザとは
アメリカ・シカゴで開催される世界有数のロックフェス。っていうか今やアメリカだけじゃなくて世界各地で開催されてますね。TXTはシカゴで本場の舞台に立ったわけです。
この時のライブを配信で観ることができて、「サマソニでは絶対に見逃せないな」と思ったくらいいいライブだったので、今回この2つのフェスのレビューを、簡単ですが一緒に書くことにしました!(笑) 両フェス共に今のTXTの勢いを感じるいいライブでしたよ♪
まずはロラパルーザの方から。
ロラパルーザの方はTXTが公式でライブの動画を開放してました。ナイスです(笑)
この日、私は前日にフジロックに参加してて、
みつまたの道の駅のキャンピングカーの中で配信観てたんですけど、前日に観たジャック・ホワイトのライブが最高で、その余韻に浸りまくっていた中での鑑賞でした(笑)
ロラパルーザのセトリは、
Good Boy Gone Bad
Frost
Anti-Romantic
Valley of Lies
Magic
Thursday’s Child Has Far To Go
LO$ER=LO♡ER
0X1=LOVESONG (I Know I Love You) feat. Seori
こんな感じですね。
まず、配信を観ててもすぐに分かったのが、バックが生バンド、しかもロラパルーザと言う場に曲のアレンジも合わせてかなりのロック感を高めたアレンジだったこと。
これは
以前に同じK-POP女子グループのBLACKPINKがコーチェラに出演した時にも凄く驚いたんですけど、この時も凄い生バンドを従えてて(笑)。バンドの音が重いしめっちゃデカい!(笑)ドラムもベースも凄く厚い音で、ギターなんて「どんな凄腕連れてきたんだ⁈」ってくらい音がハードで。
これって、生で観てると本当に大事なことだと思います。もちろん「生演奏じゃなくてもオケでもいい」っていうファンの人もたくさんいると思うんですけど(笑)、特に他の出演アーティストやバンドと並べて聴くと、生バンドってやっぱり音の体感やその時にしか味わえない空気が凄く伝わるし、特別感が上がるんですよね。
ただ歌う方はオケと生バンドでは感覚や勝手も違うと思うので大変だと思いますが、「その場をどれだけ大切に意識しているか」がこういうところでも分かります。
これだけで「おー!凄い。TXTもやっぱり分かってるな~」って感じました。本格的なバンドでのパフォ。本人達、全然緊張してないように見えました。K-POPの人達って本当にプロというか、大舞台に強いですよね。そこにも凄く驚きます。
ロラパルーザの時は基本ロック感が満載のパワーがあるセトリでテンションが上がりました!!
スタートは「GBGB」から。こうやって略されてるんですね。楽でありがたいな(笑)。音源でももう文句なしにロックなんですけど、ロラパルーザではさらにギターもドラムもハード感が増してましたね!でもこの曲、それくらい派手にした方が映える曲なので凄く良かったと思います!
それから、
この「Frost」って曲、最初に聴いた時から個人的には凄くユニークっていうか「変」の一歩手前みたいな(笑)曲だと思ってて。でもパワーがあるんですよね。本人達も気合が入る曲なんじゃないでしょうか。なんかプレッシャー吹き飛ばすみたいな(笑)。これがまた良かったので、そこからは安定して全体を観れました。この曲もギターはじめ、なかなかロックなアレンジなので、気になった方は聴いてみていただけると(笑)
ラストはこの「0×1」なんですけど、この曲は本当にいい曲ですよね~。結構ロックファンの方でTXTを本格的に意識するようになったきっかけの曲って「Ghosting」かこの曲なんじゃないかな、と思うのですが。完全に個人の予想で根拠はないですけど(笑)。
この曲は冒頭からの数曲のロック感をいい感じで引き継ぎつつ、ピアノを引き立てるようなアレンジなっていました。これも上手いアレンジですね。メロディがキレイな曲だし、曲のみずみずしい感じが際立ってました。抑えるところがとても絶妙で、「よく考えられてるステージだな」と。
全体を観て、
サマソニで普段k-popに馴染みがないロック好きな人に、時間があったらぜひTXT観るのをオススメしたいな。音を聴くだけでも。
— ShinanoYama (@sy_diefun) July 31, 2022
今日のロラパルーザのセットでやるならなおさら。ロックファンでこれを見逃すのはもったいないよ。#TXT https://t.co/TzUVXciKej
と思わずツイートしてしまったくらい(笑)。本当に良いステージだったと思います。もちろん「MOA」と呼ばれるTXTのファンの方達が会場は多かったと思いますが、ちゃんとロックファンが観てても楽しめるステージだったんじゃないでしょうか。
という流れで、ではサマソニの方はどうだったかというと、セトリはこんな感じ。
0X1=LOVESONG(Japanese ver)
Force
No Rules
Ito
Everlasting Shine
Run Away (Japanese ver)
Magic
Thursday's Child Has Far To Go
LO$ER=LO♡ER
Good Boy Gone Bad
こちらのレビューでも少し書いたのですが、サマソニも生バンドでした。ロラパルーザの時とはバンドメンバーは違うようでした。「0×1」と「GBGB」は逆。そして、この時にセット転換のサウンドチェックを聴いてて「MAGIC」だったんですけど、その時からなんかベースの音がめっちゃ大きくて、現場にいてお腹に響くくらいの感じだったんですよ。しかも多分原曲より手数も多めのような。
そこあたりからなんとなく感じて、ライブ全体観ても感じたんですけど、
サマソニは曲自体がロラパルーザよりもポップ感が強い曲が多かったんですよね。それは後で書きますけど、日本語曲もリリースしているのでその関係もあったのかな、と思います。
この「No Rules」や「Magic」があって、「Magic」は英語曲だしロラパルーザでもやってましたけど、「なるほど」と思ったのは、なんとなくシティポップじゃないけど、ロラパルーザの時よりそういうちょっと洗練されたポップ感を取り入れたかったのかな、と思います。曲アレンジにそんな雰囲気がちょっと感じられて。この日のベストは「Magic」だったかな~と個人的に思います。
後半はロラパルーザの時と同じで「Thursday's Child」「LO$ER=LO♡ER」ラストに「GBGB」とロック曲で畳みかけてきた感じでした。でも最初にポップ感ある曲が並んでたので、そこまでハードな印象は残らずに、ロラパルーザの時とはまた違うよりバラエティ感がある感触で終わりました。
どちらもそれぞれにいいところがあって、ロック系が好きな人はロラパルーザの時の方がより演奏の強度も強いし気に入りやすいかと思うけど、サマソニの時の方が洗練ポップ的なアレンジに寄せている感じで、もっと日本の音楽ファンへの間口を広くして表現したかったのかな、という気がしました。
あと日本での単独ライブがまだだったので、この日はやっぱりMOAを意識した内容だったんじゃないかな、と。普段の自分たちのライブに近い感覚なのか、ハードな面じゃないポップだったりバラード系の曲の良さもちゃんと活かした内容だったんじゃないかな、と思います。
ただ、これは個人的な事情というか私の音楽の聴き方の問題なのですが、これはTXTに限らず、私は日本語曲完全スルーだから、K-POPの日本ライブはそこが難点だな~、と個人的に思いました。特に先に韓国語でリリースした曲を日本語に直すパターン。これは自分の中での違和感でしかないので、しょうがないですね。元から日本語の曲の方がまだ聴きやすくはありますし、悪い曲ではないんです。
ただ私は日本語曲完全スルーだから、k-popの日本ライブはそこが難点だな〜と個人的に思いました。自分の中での違和感でしかないから、それはしょうがないですね。
— ShinanoYama (@sy_diefun) August 25, 2022
この事についてはツイートしてみたところ、一部の方から共感を頂いたので同じような感覚の人もいるのかと。「やめてほしい」とかではなく、そういう慣習に自分が馴染めないというだけなのですが。
というところで、やっとメンバーの話に入りますけど、当たり前だけど踊りながら生歌なんですよね(笑)。ほんと凄い。実際に生で見ると、「本当にあんなに踊りながら歌ってるんだ」みたいな感じで。知ってはいても実際みるとビビりますね(笑)。
個人的にライブを体感してみた感想としては、この日はスビンとヒュニンカイの中音域の安定感が印象的でした。
特にヒュニンカイは勢いを感じて。「Thursday’s~」の音源でも感じてたんですけど、今のTXTの曲の雰囲気と自分の声質があってるんじゃないかな。どんどん際立って良くなっているような印象です。
そして、スビンは以前配信ライブを観た時も思ったんですけど、舞台映えがハンパなくて。ちょっとほんと凄い。あんまりMVじゃ気づかないんですけど、ライブで活きるタイプなんじゃないかと思いました。
いや、ほんと全員良かったですよ!!ヨンジュンも万能感がライブで観るとより感じられたし、テヒョンが歌うとやっぱロック感が凄くあがるいい歌い方だし。あとボムギュは早くシューゲイザー曲を歌ってほしい(笑)
トゥバ(TXT)、マウンテンステージがフルキャパ
— 河原 タカシ🫠 (@bananafish_tk) August 21, 2022
みんな手上げてめちゃ盛り上がってる#サマソニ #SUMMERSONIC pic.twitter.com/yhRoOZ49ai
このツイートみると、サマソニは後ろの方だけど、けっこう男性客もいたようで、こういう機会じゃないとなかなか観れないから、ロックファンにもいい感じに届いていたんじゃないでしょうか。フェス出演の効果でもっと広くいろんな音楽ファンが広がるといいですね♪
というわけで、TXTのフェスでのライブレビューでした!
おまけ
TXTサマソニもこんなROCKバージョンで🤩🔥いま世界中のドラマーがトゥバのGBGB(GoodBoyGoneBad)を叩いてるのご存知ですか🤯❓そもそも楽曲がロック系なのでドハマりなんですが、今回は特に僕のお気に入りDrummer DARIO君の演奏をご覧下さい🥁👍 #TXT#サマソニ2022#GOOD_BOY_GONE_BAD pic.twitter.com/VFVzYxtph0
— ฅ( ̳• ·̫ • ̳ฅ)Akipuu★☆ (@akipuu2) August 16, 2022
「GBGB」はドラムもカッコいい曲だから、こういうアレンジしても光りますね。