Jack Whiteに the strokesに foo fighters!SNLの迷いなきロックゲストチョイス!!
アメリカの国民的人気深夜番組「サタデー・ナイト・ライブ」では、旬の役者やコメディアンをホストに迎えたコントに加えてゲストミュージシャンのライブパフォーマンスが人気。
ポップ〜R&Bまでジャンル問わず毎週1組選ばれるけど、この秋はロック好き大歓喜の3組が出演!
Jack Whiteに the strokesに foo fighters!!
このチョイスとパフォーマンスがどれも本当に素晴らしくて、めちゃめちゃ嬉しく感動したので感想を残しておきます。
まずは10/11のJack White!
ジャックはもともとは出演予定はなかったのですが、当初出演予定だったモーガン・ウォレンというカントリー歌手が以下のニュースにあるようにこのコロナ禍でマスクしないでパーティーした姿をSMSにアップし、SNLにキャンセルされ。その代打がジャックだと知って「モーガンにありがとう!」ツイートしちゃったほど嬉しかったのでした(笑)
というわけで、代打出演だったジャックですが、これが最高のライブパフォーマンスでした!!
※何故か今当日のパフォーマンス動画が観れなくなってるので、また観れるようになったらリンク貼ります。
1曲目は自身のソロから「 Lazaretto」
※こちらはMV
ロック全開!!凄い嬉しかったです。ジャックがリフ弾き始めた瞬間、「おー!」って声が出ました(笑)。ほんとかっこいいよ!代打とは思えないっていうかもう分かってたけど最高すぎる!ギターにドラムにベースの三人の音がドンピシャで気持ちいいし、相変わらずギターの音デカいし超絶ハードでなんか凄い爽快でした。
2曲目はthe White stripes の「Ball and Biscuit」
※こちらは日本来日時のライブ映像
「ball and biscuit」はまた超かっこいい曲で、デヴィッド・フィンチャー監督の名作「ソーシャル・ネットワーク」の有名なオープニングでも使われてます。
こちらも凄いカッコ良かったです。ジャックのノリもとても良かったし、私分からないのですが、ベースのこの方もとても上手いなと思いました。
ドラマーのダル・ジョーンズはおなじみですね。
この日ジャックは先日他界したロック界のレジェンド、バンド「ヴァン・ヘイレン」のエディ・ヴァン・ヘイレン・モデルのギターで登場。
「Lazaretto」でこのギターを使い、曲の途中でエディが有名にしたフィンガー・タッピング奏法を披露しています。
代打だったんで準備期間短かったと思いますが、もうSNLのライブなどお手の物感で「さすがだな」とまたジャックに惚れなおすことになりました。
続いては10/31のthe strokes!
こちらのライブも本当に嬉しかったです!
the strokesは今年リリースのアルバム「The New Abnormal」から2曲披露!
1曲目はアルバムの1曲目「The Adults Are Talking」
この動画観ると、まず相変わらずメンバー5人揃って演奏してるとみんなあんまり変わって無く見えて、ジュリアンの声も安定して熱唱してるし、アルバートは楽しそうだし、ニックはよく前出てくるし(笑)。ステレオに「キラーズ?」みたいなイナズママーク貼ってあったり。なんか余裕あるように見えて凄く良かったと思いました。
2曲目はシングルになった「Bad Decisions」
この曲は往年のthe strokes節を感じさせながらさらに進化して今の空気もあるいい曲で、これも演奏してるのを観て本当に嬉しかったです。ジュリアンも自由に歌ってて。バンドの状態が凄く良さそうだなって感じました。
この動画観て「バンドっていいな。the strokesって本当にいいな」って思わせてくれたパフォーマンスでした。
つい数年前まで「解散しちゃうかも」とか心配してた時もありましたが、これ観て本当に安心したし、若い世代にも凄くアピールになってるんじゃないかと思いました。単純にやっぱりストロークスは5人揃うとめちゃくちゃカッコいいんですよ!「この良さは理屈じゃ埋められないな」って改めて思い知らされました。
本当は今年フジロックで観れるはずだったけど、待ちます。絶対来て欲しい!!
そして11/7はfoo fighters!
この日は開票開始から長かった大統領選挙の結果がついに決着し、民主党候補バイデンの勝利が確定した日。その前から人気黒人コメディアン、デイヴ・チャペルはアナウンスされてたけど、foo fightersの発表は放送日の2日前くらいだった気がします。
foo fightersなら選挙がどんな結果でも、どんなパフォーマンスしてもいい事間違いないと思ってました。
1曲目は新曲「Shame Shame」
エネルギーを爆発させるのではなく、むしろ溜め込んでるような曲で、女性コーラスも印象的なステージになっています。ほぼこのステージが初披露となっていて、大人な雰囲気を漂わせた曲とライブでした。
しかし、この日のハイライトはやはり2曲目のこの曲でした。
「Times Like These」です。
イントロからオルガンをバックにデイヴのアカペラで聴かせるこの曲のサビの歌詞。
「生きることを学ぶ時
ただ与えるだけの時
愛を学ぶ時
そんな時を何回も繰り返すんだよ」
フー・ファイターズでも人気の高いこの曲は、困難な状況の人びとを奮い立たせる曲。
今年はイギリスのBBCが選ぶコロナの救援活動のためのチャリティーソングとして人気アーティスト達がこの歌を歌っています。
まさにこの日、アメリカは新しいスタートに立った日。デイヴの熱唱に私も涙が止まりませんでした。途中から入ってくるバンドの演奏も力強く、観ていてとても嬉しく安心した気持ちになりました。
近年、ヒットチャートではロックの影が薄くなりがちですが、こうしたアメリカの人気番組SNLがコロナや選挙などで大変なこの時期にこういうロックアーティストのチョイスをしてくれる事は、「長年ロック聴いてきて良かった」と本当に思いました。
またジャック、ストロークス、フーファイ、どれもが本当に見応えあるステージを観せてくれたこともとても嬉しく励まされました。ありがとう!!
気になった方、よかったら動画観てみてください♪