誰がための創作なりや
今日46本目の小説を投稿しました。気が付けばnoteを始めてひと月半。週末に書き溜めたものを平日に推敲してほぼ毎日投稿しています。noteを始めるにあたって決めたことがあります。それは誰のために創作するのかをはっきりしておこうという事です。わたしは自分のために創作しようと決めました。だったらわざわざなぜnoteに投稿するのかと突っ込まれそうですが、公表することで閉じ込めていた自我を少しだけでも開放したいと考えたからです。ずいぶんと昔から創作が好きで、いくつか書いてきましたが、どれも公表はしていませんでした。まあ、駄作なので公表するのも恥ずかしいのが理由なんですけど。noteに投稿するという事は公になるということであり、自分の創作に責任を持つということだと思っています。誰にも見せない創作ならいくらでも好き勝手な主張もできますが、それって何のためにやってるの?自己満足じゃないの?って思うんですよね。それがいいか悪いかを決めるのは本人次第ですけど。わたしは自分の創作を閉じ込めたくなかった。外に出さなかった思いを自分で責任を取れる範囲と覚悟で書くことにしました。自分のため、PVゼロでもいい。そう決めて投稿をはじめました。しかし人間という生き物は弱いもので、いざ書き始めるとPVが気になります。スキを数え、自分のフォロワーを数え。まわりのクリエーターのPVやフォロワー数を見てこころが迷い始めます。そしてどうすればフォロワーが増えるのだろう。どう書けばPVが増えるのだろう。と考え出して、自分のために始めた創作の事を忘れて、まわりの投稿に対してろくに中身も読まずに片っ端からスキしまくって自分のPVやスキが増える事を期待しながらダッシュボードを頻繁にチェックしてしまうことが日に日に増えてしまった時期もありました。ふと我に返りわたしは一体何をやっているのだろうと自己嫌悪に陥るのです。そしてあらためて初心に戻って投稿ボタンをクリックする直前まで、周りの目を気にしてはいけない。この創作で本当にいいんだな、もう一回読み返せ。これが自分の創作だ。世に出してもいいんだな。責任取れるんだろうな。と自分に問いかけ、そして投稿することにしました。こんなつまらない小説にそこまでする価値はないだろうと思う人もいるでしょうが、これがわたしの覚悟です。死ぬまでにひとつでもいいから自分の創作を公表したい。そして必ず最終回まで書き上げる。その思いはここで実現します。