見出し画像

夜とバスに乗って。

急に夜のバスに乗りたくなって、
今いる場所から歩いて家に帰る時間の倍以上かけて
4つ隣の街まで歩いた。

乗ったことのない場所にあるバス停。

乗り物酔いが激しい自分がバスに乗りたくなる時は、
酔う暇なんてないくらい頭の中がごちゃごちゃしている時だ。いつだってそう。

遠くへ行きたいと思っても、理由をつけていつも何処へも行けないまま。
ここに居るって決心しても、近くのものから目線をそらすみたいに。

絡まった思考回路を連れて 夜のバスは街を過ぎていく。
私がどこへ行こうと関係なくて、
身体が無くなっても思考は消えないみたいだ。

気持ちも心も思いも、言葉 言葉 言葉だらけ。

溺れてしまいそうになる。
夜は続く。

#日記 #バス #言葉 #夜 #アンニュイ #溺れる
#退屈 #感情

いいなと思ったら応援しよう!