あのね。
やっぱり真夜中です。
最近、ドラマを観る機会が増えた。
取り立てて真剣に観ているわけではないけれど、
自然と人の感情に目が向きがちだ。
《anone》をみるとなんだか癒される。
不完全であることや、抱えている事情、心音のリズムがそれぞれ違ってある事が当然のように描かれていて、なんだか優しい。
曇り空みたいな映画や物語が好き。
本や音楽はある種の嗜好品。
自分の好みで手に取るから意外と気がつかなかった事があって、それをドラマが教えてくれた。
暖かい感情がわからない時がある。
幸せな家族とか、優しい恋人とか、支え合う友人とか
ドラマの中で垣間見える感情が、自分の中にあまりないことに気がついた。
悲しい、や寂しいは刷り込まれたように直列で繋がるのに、幸せな感情はまるでピントがぼやけたみたいにあまりよく分からない。
ああ、欠落しているんだなあ
そんな風に腑に落ちた時はいつも、何故だか涙が落ちる。
自分の事って、切り離せないくせにいつまで経ってもよくわかってないままみたいで、
それに直面すると少し焦る。
大人の呪い。幼少の代償だ。
知らないことは知っていけば良いのかもしれないけど、今はあまり気持ちが向かない。
鬱々。(救いようのない字面)
何かを一緒に作り上げるような、
バンドとかダンスチームとか創作グループとか
そんな人ばかり見ている気がするけど、
私の深層心理はそこにあるのかな。