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未明

回帰。
前に進めばその分、後ろの影は濃くなる。

光が差すほど私の後ろには影ができる。
それは至極真っ当で、自然なことだと思うけれど。

泣きたくなるような遣る瀬無い明け方に、
どんな音楽を、言葉を選ぼうか。
毎秒変化する自分の心に置いていかれてしまう。
春が懐かしい。
夏は覚えてない。
会いたい人がいたけど、会いに行きたいと思わなかった。
正しくあろうとして、おかしくなってしまう。
全部仕様もない程子供っぽい。

星が見たかった真夜中。
月を眺めた年の瀬。
優しさを分けてくれた暖かな人を真似て、
自分まで優しくなれるような気がした冬どけの午後。

全ての瞬間を積み上げて、今この刹那
目に見えないまま死に続け生まれ変わり続ける生命。

神様。
価値のない命なんてないけれど、
意味の無い生き方はきっとありますよね。
惰性で生きてる毎日が、なんだかとても後ろめたい。

言葉に価値なんて無いのかもしれない。
意味ばかり探していたら、いつか頭がどうかしてしまう。

自分一人救えないでいるのに、
誰かの為に生きれる日がくるのだろうか。
優しい人に、後ろめたくならない生き方をしたい。

#日記 #ことば #エッセイ #心

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