個性。
文藝評論家の方の、LGBTについての寄稿関連ツイートをみた。
私の人生の上でもLGBTに悩む人とは沢山出会ったし、
わりかし若い世代の私達からしたらもうそれでとやかく言うのはナンセンスなくらい普通のことだと感じている。
色々な考え方があって然りだけれど、これは…。
あまり気がすすまないけど、ちゃんと寄稿は読んでみようと思う。
中学2年の頃、私を好きだと言ってくれた男の子は
ずっと話し言葉が女の子だった。
見た目も華奢で、髪の毛も綺麗なミディアムボブ。
その子らしさが私は好きだったし、違和感を感じないくらいそれが自然だと感じた。
でも出会ったばかりの頃の彼は、
イジメに心を閉ざして消え入りそうだった。
親にもセクシャルマイノリティーのことは話してないって、家では【俺】って言ってると話していた。
一番古い友人も、セクシャルマイノリティーの1人。
彼女は途中から変化したので最初は戸惑ったけれど、
それも彼女のパートナーである相手に、
同性の私の存在が不安の対象にならないだろうかとかそんな程度。
他にも何人か出会っては通り過ぎていった人らがいたけれど、
その人たちが真剣に悩んで苦しんでいる時に、
もし心ない言葉や思想で傷つけられたらと思うと遣る瀬無い。
没個性な私からしたら、よっぽど魅力的で個人として確立している素敵な生き方だと感じるから尚更。
友人と話していた時のこと。
それぞれの指向/嗜好を一々前に出して主張する必要はなくて、惹かれ合うものは自然と惹かれ合うし
そうじゃなければ離れていく、ただそれだけだねって。
ゲイだから男の人だったら誰でもいいわけではなく
ビアンだから女の子なら誰でもokなわけでなく。
その人だから好きになるのであって。
友人と話していると、
LGBTなんて一々意識して生きていないし、
特別に擁護する必要もないくらい普通のことだと思っている。
当人を取り巻くものは私には想像も及ばないけれど、
色々な人がいて然りだという事が取り沙汰されないくらい当たり前になれば生きやすいのにな。