#144

きまぐれ日記というノートに2016年頃から日記をつけている。
きまぐれと言うだけあって、
書きたいときだけ書くノートなのであまりページは埋まっていないけど。

とにかく心が死にそうだったあの頃、
本音を人に話すことが難しくて
かと言ってSNSにぶちまけるような性分でもなく
〝人に見せられない本音〟の行く先がなかった。

日記は今まで何度も書いてきたけど、
元々感情のままに文章を書き殴るのが苦手らしくあまり続けられない。
生々しい感情、生々しい人間らしさがちょっと得意じゃないみたいで、自分の日記すら他人行儀だった。

苦しみの最中、自分が一体今どこを漂っているのかわからなくなる時。
唯一の抜け出す方法は、自分自身との対話なんだと気がついた。

なぜ苦しかったのか、
何から目を背けているのか、
自分の感情が今どこにあるのかを自分で探す必要があると思った。

そこからまた日記をつけるようにした。
なるべく言葉を選ばない。
(でも後で見て後悔するような汚い言葉は絶対に使わない)
出来事と一緒に、
自分の感情はどうだったのかを丁寧に書くようにした。

今読み返してちょっといたたまれない面もあるけど、
それでも成長を感じる。

好きなものを好きでいたいと願う姿勢
誰かや何かに恋している時の彩色
他人の言動に傷ついた時の本質を見据える冷静さ

昨日と今日が違うみたいに、
ずっと流動的に変わっていくんだなぁと実感する。

より良い未来に夢を見ていくことを更新し続けたい。
立ち止まったり、傷ついたり傷つけたりしてしまうこと自体はきっと必要なことで、
そこからどう生きていくのかが人間性や人生の質みたいなものに繋がっていくんだろう。

自分を愛せる人なら、日記も上手く書けるのかなぁ。
いつか振り返ってみたときに、
悩みや問題も含めて愛おしく感じられるだろうか。

今は分からない。
分からなくっていいよね。

おやすみなさい、またあした！

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