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願いを叶えるなら。

忙しなさの底に、粛々とした変化を含ませている
師走。年の瀬。

開発区に入った生まれた街は1秒ごとに姿を変えていく。
きっと無駄になってしまう、
様々な事象に振り回されて、要らないものを両手に抱えて必死にバランスを取っている間、
その変化に私は気づかない。
懐かしい景色の夜を歩いていると、
そのことがなんだか、私は悲しいと思ってしまう。

いろんな事がきらいだと思った。
いろんな人がきらいだと思った。
自分を好きになれないことを、他の何かで補った。

代わりに音楽が好きだった。
海が好きだった。
物語が好きだった。
笑顔が好きだった。

楽しむことも頑張ることも、一生懸命できる人が羨ましくて好きだった。

新しいことに出会ってはすれ違っていく中で、
心のなかに残ったものがいくつかあったこと。

初めて行った街の空気や空の色。
道行く人の表情や言葉のイントネーション。
観劇した舞台の情念が、心の深い場所まで刺さったこと。

良いことも嫌なことも一緒くたになるような、
新しい一年を迎える手前。
考える。

来年はもっとシンプルに生きていきたい。

好きなことだけを見失わないでいたい。

自然であることを愛したい。
景色をもっと感じたい。

自分自身を生きることを、もっと丁寧に。


さようなら2017年。
素敵な音楽と優しい笑顔の人たちに出会えて、
嬉しかった年でした。
それじゃあ、また。

#師走 #2017 #日記 #また来年

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