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今日と明日。
ひとつの節目を迎えようとしている。
今日と明日ではきっと見えてる世界は少し違ってくる。
14歳の頃、文章を書くことを始めて
その初期微動に深く潜ったまま過ごしてきた20代。
救いようが無いような、
自分の為だけに吐き出してる血液のような、
そんなドロリとした感覚をずっと回遊させて文章を書き続けてきた。
救いや光は誰かが与えてくれるものだと思っていた日々。
それがどういうものなのか、知らないままあても無い歳月。
傷を舐め合うような生き方をしていたかもしれない。
でもそれを好きになれなかった自分がいた。
待っているだけでは、光は一向に見つからない。
迎えにいかなくちゃ。
ひとつの生命期の終わり。
たくさんの感情や色彩を連れて、
弔えるのならここに置いて。
明日からまた、育まれる新しい心を抱えて。
次の10年はあなたの心に小さな明かりを灯せるように、自分の生命は使い果たすつもりで。
きっとそれが、生きている実感に変わると思うので。
今日までの途方もない、
一瞬の時間に感謝します。