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yell

平日の休日。

起きてコーヒーなどを買いに外へ出て
書いて眠って
音楽を聴いたり聴かなかったり
イヤフォンを外したりつけたままぼんやりしたり。

起きてまた書いて、またコーヒーを買いに行って。

今日はとても晴れていた。
オフィス街の正午、会社員だらけのマンションの外。
散らかしたままだった服を着る。
見た目だけならOLに擬態しているだろう今日の自分と、すれ違う人との間に交わらない境界があるのが分かる。

平日の真昼、締め切った部屋で私は自分で作った物語に向き合っている。
誰に頼まれたわけでも、責任の所在もあやふやな
趣味と言われたらそれまでの拙い文章と。


1週間前、不思議な一期一会があった。
小説家になりたい、そう話した私にその人は
〝あなたはまだ何も頑張ってない〟
そう言った。

作るだけでは駄目なのだと、
見せるべき人、環境を間違えてはいけないと言われた。
人間関係に消極的なままでは悪くなる一方だと。

その通りだと思う。
私は多分、誰かに鼓舞してもらいたかったのかもしれない。
私のことなんかひとつも知らない、
一期一会の誰かに叱られたかったのかもしれない。

苦い気持ちにならなかったわけではないけど、
良い日だったと思った。
考え方が定まって、ぼんやり見ていた物のピントがぴたりと合ったような気がした。

やらなくても良いことを、長い間自分で選んで手放せずにいる。
どうしてこんな、なんでこんなに無駄に苦しんで何がしたいんだって感じることだらけだけど、
捨てきれない事実に価値があると思いたい。

自分で切り開くということを履き違えないように。
自分の人生の真ん中に、自分が居なくてどうするのだと。
責任の所在は全てこの手の中や心の中にある。
何者かになりたくて、
ならなきゃいけないってずっと悩んでいたけど

それももう終わりにできそうだ。

私にしかなれない。
はじめから、おわりまで。

#日記 #小説家 #一期一会 #自分 #誰か



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