ロビンソン
気づいたらもう、季節は一周していて
お勧めしてくれた150話あったドラマもとっくに観終わってしまって
季節の真ん中にいる内は、相変わらず気づけずに
また春を迎えようとしている。
思う/想う気持ちは奇跡だと感じる。
奇跡は重い。
その分だけ、もしかしたらそれ以上に
煩わしいと感じる気にもなる。
思い/想いは色々なことを信じるということ。
自分のことすら上手く信じてあげられないのに、
それ以外を一体どうやって信じたらいいのかなんて。
思い/想いは刹那的。なのに永続的。
たった少しの、ほんの少しの交点が、
その後の長い時間に光や影を落とす。
悲観しているわけじゃない。
それでも、毎日は途方も無いくらいの思い/想いの連続みたいで、
たまにそこから逃げ出したくなる。
君を私の宗教だとして、
だけど塞いだ目はいつもどこかで正しいことを探している。
正しさばかりでは息もできないけど、
盲目にもなりきれない。
何も信じていないんだもの。
1年前のプレイリストはこんなに心地いい。
不在の毎日の底に沈む、キラキラ光る欠片たち。