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モノローグロム

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日々の記録。
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#モノローグ

この海の深くまで

この海の深くまで

好きなものほど遠ざけて、
くだらないことほど時間を割いて向き合ってしまう。

本当に仕様も無いこの癖のせいで
今まで沢山の感動や感性が失われて、
代わりに面倒なことばかり押し付けられたり、耐えなくちゃ、と思い違いをするようになっていた。

どうして遠ざけてきたかといえば、
心を奪われるのが怖かったから。
日常生活(主に仕事)に支障をきたすのではないかと心配だったからだ。

感応が行き過ぎたりすると

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カメラオブスキュラ

カメラオブスキュラ

記憶が経年劣化していくにつれ
産まれた町は変わっていく。

変化は止められない。

作り出されるものも壊れていくものも
方向こそバラバラに
留まることなく変わり続けていく。

変化を拒否して留めることにエナジーを使っていては、
人の生命は余りにも時間が足りない。

忘れないように、写真に収めて切り取ろうとする。
記憶が塗り変わってしまわないように、
あの日の色彩や感傷を留めておけるように。

町と

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from birth to death

from birth to death

分かり合えないと知りながら、
分かり合えたならと思ったり。

信じたいと願っては、
信じられないなと心は言っている。

相反するものの片側と片側を手にとって、天秤にかけるような日々。

正しさの所在は不明。

選択の連続の毎日で、
細胞分裂の一番端っこみたいな今日から、
いつか通り過ぎていった車窓の向こうを思い出す。

田園風景の向こうに見える山稜。
澄んだ空気。
夕暮れ時の橙に沈む、黒いシルエッ

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それでも。

それでも。

目には見えずに、
流れていくような喜怒哀楽の境界線は
いつもぼやけている。
いや、正しくはぼかしている。

気が触れるのと感情が振り切れるのは私の中では同じ意味を持つようで、
近頃はのらりくらりと漂うように
自分にさえきれない舵を持て余して
ただ毎日を回遊する。

全て自分の事なのに、
どこまでも他人行儀だな。

角がない人間になりたいと、
ずっとそう思っていた。
当たり障りないとかではなくて、

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sky

sky

嬉しかった
悲しかった
忘れてしまいたい
覚えていたい

好きな場所
嫌いな場所
行きたい景色
見たくない景色

焦がれても 疎んでも
同じ空が広がっている。

今日はどんな1日でしたか?
同じ空の下。
#日記 #モノローグ #心象

Sincerely yours

Sincerely yours

年の瀬に、翌年の目標や指針をダイアリーに書き込むのが毎年恒例になっていた。
でも今回は大した事は決めてない。

大層な事を書いても、それはあくまでいつも理想の範囲内。
だから特に決める事をしなかった。

唯一、年末からまた読書を再開して、
今年はなるべく毎日本を読もうと決めたくらい。

2017年は、星がとても綺麗な小さな神社で迎えた。
空気が澄んでいて、お焚き上げの炎が
星明かりに手を伸ばしてい

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あと少しで。

あと少しで。

あと少しで、あの日の心は剥製になれる。

美しい気持ちはあの日のまま
1つも変わることなくここで
墓標のような剥製になる。

涙の一粒まで、綺麗なままでとっておくの。

私にはきっと、もう必要ないのだから。

私から切り離されたあの日の剥製を、
ここへ弔っていく。

あと少し。
#日記 #心象 #モノローグ

箱庭ワンダーランド

箱庭ワンダーランド

生きるってどういう事だろう。
生きてるって、どうやってみせたらいい?

歩いてきた道の一番端っこに立って、
この夜から先が見えないまま揺蕩っている。

家庭環境が後にまで及ぼす代償は少なくない。
不幸だったとは思わないけれど、
幸せだったとも思わない。
家族でいるにはあまりにも、歪だったように思う。
世の中の家族がこんなにぎりぎりの危うい綱渡りで成り立っているのだとしたら、心から安らげる場所って一

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冷たい空気。

冷たい空気。

どこか遠く、遠くへ行けば
悲しい気持ちや恋しい気持ちから離れられるだろうか。

冬は大嫌いだったから
寒いのも苦手だったけど。

それなのに、
なんだかずっと寒い季節を待っていたような気がする。

空気が研磨され鋭く澄んでいる。

断片的な情景が、セピア掛かったスクリーンの中の一コマみたいに
眠ったままの融解した視界に映る。

立ち入り禁止の鉄格子に沈黙する、
フリルのついた黒い傘

金網をなぞる

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真夜中の。

真夜中の。

真夜中に沈む。

透明な思考回路。

君の見せる仕草が好き。

ふとしたものは美しいから。

怖い話で眠れなくなった深夜に、
声を聞かせてくれるなら。

波の音を想う

雨の降りしきるあの日を想う

風の色

月の温度

私とあなたを構成する、心の公式をなぞっている。

夜と同じ温度になって、
月に眠ろう。
この夜は一度きり。
どこまでも、深く。深く。
#日記 #モノローグ #心象

月の光。

月の光。

外、出たら月の灯りが眩しくて。

冷たい夜の空気が透明度を増して、
なんだかこのまま未来にだっていけそうだって思った。

いつかの夜にも月を見上げて同じことを思ったっけ。

心が無理をしないようにするには何も感じないように生きるのではなくて、
むしろその逆なんじゃないかと考えた。

自分の感覚や感性、感情に制限をつけず向き合うこと。
自分に起こる全てには、必ず何かの意味がある。

昔からの癖みたい

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回帰、ディストラクト。

回帰、ディストラクト。

回遊する毎日。記憶。
鮮明で目をみはる、心が囚われる。
不鮮明。
知りたくないと思う、理由を探している。

ハイウェイから見える景色が好き。

夏の夜、ヘッドライトに照らされた真っ直ぐな道、暗い車内。
懐かしい曲を繰り返しなぞるカセットテープ。

この夜の続きを夢見ている。
幼い声、姿、私。

ずいぶん遠くまで来たんだな。
星を数えて大人になった。

月が欠けては戻っていくサイクルで、
悲しくて泣

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感傷自殺。

感傷自殺。

暦の上ではもう、とっくに。
体感もだんだんと秋色が深まってきた数日。

夏には大切な記憶がたくさんある。
熱病にかかってのぼせた思考回路や、
夢幻をまとう青い世界との交り。
よるに遊ぶ子供。
月世界の友人。

涼しくなるとふと淋しさが底に残るのは、熱病からゆっくりと醒めていくからなのだろう。
考えられるようになる頃、夏が過ぎていった事に気がついてしまう。

四季でどれが1番好きかと言われたら、秋だ

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損なう。

損なう。

遠くだけを見つめている瞳には、
身近な出来事やそれに連なる感情の動きが映らない。

すべては一過性。
過ぎ去ってしまえばそこでお終いに。

そんな風に履き違えて、
頭がだんだんわるくなる。

持て余している自分の心すら、
鈍感になって取りこぼしていく。

傷ついてまで手に入れたいとは思わない。
壊してしまってまで何かを変えようとは思わない。

いつか全部過ぎていくから、
こうやって今日もまた星を見

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