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月面サナトリウム
2021年8月3日 22:46
季節感の乏しい夏。朝、マスクをして駅までの短い時間空を見上げる。ワイヤレスイヤフォンを耳に押し込んで、8月の私は今日も音楽と一緒だ。外側だけが非常に夏っぽい。ように見える。子供の頃の原風景のような、真っ白い入道雲と高発色の青い空。*相も変わらず、大人になった今でも音楽に恋をしている。音の為に生まれてくる、言葉の感触も同様に。心の内側を見つめ続けるような、それを季節や幻想に投影する
2018年11月8日 05:09
心ごと服を着せ替えるように、私は音楽を着せ替える。イヤフォンで遮断された身体を巡る音楽と、同じ色、同じ温度になって彷徨う人生はなかなかドラマティックだ。身体の中の音楽がすべて消え失せてしまったら、きっとそこまでの生なんだろう。最期のその瞬間まで音楽に溺れていたい。コードに繋がれた誰にも聞こえない、見えない私の内側の世界を、切って繋げて多分言葉を書く。知ってほしいのかもしれない
2018年8月22日 02:45
一年の半分があっという間に過ぎて、時間は加速度を増してどんどん進んでいく。(写真はいつかの夏に食べた美味しかったもの。無関係)あれやこれやと堂々巡りで同じことの繰り返しのような数年と、今年は全然違っている。きっと様々なタイミングが来たのだなと感じる日々。思考回路も段々と周波数が変わってゆき、足りないものを数えるよりも手の中にあるものを見えないものへの焦燥感より、少しでも近づけるよう
2018年5月15日 21:40
indigo la Endのこの曲を聴いていた、雨が降った深夜に考えていた事はその半分近くにきっととっくに答えが用意してあって、残りの半分は自分の与り知らない それでもやっぱり答えが決まっているような気がする。自分の振る舞いから導き出される答えに、予想だにしないものなんてあるのだろうか。予定調和な出来事に、心をすり減らすのはほんとうに ほんとうに詰まらないよ。見えないから見たい
2017年7月15日 00:39
人生の色々な場面で、音楽が流れている。空っぽだった夏の日の午前大切な人を失った日壊れた欠片を繋ぎ止めた瞬間心が求めていた物が、目の前で形を成した時席から立ち上がった友人を見上げた視線、泣き出しそうな顔に気がついた時もただ呼吸を繰り返しているだけだって、そのシーンを切り取ってみたらどんな瞬間も掛け替えの無い、もう二度と戻らない意味のあったもの。心が動いて、留まって、