マガジンのカバー画像

モノローグロム

137
日々の記録。
運営しているクリエイター

2018年6月の記事一覧

「くりかえしみるゆめ」

「くりかえしみるゆめ」

SNSで偶然出会った展示会のお知らせ。
資生堂ギャラリーで開催されている、冨安由真さんの個展「くりかえしみるゆめ」

いつかのnoteにも書いた気がするけれど、
私は自分にとって意味のある、価値のある作品や表現や芸術に対する直感力を信じていて、
多くの場合外れたことがない。

考えごとをしていた夕方に、突然感じる直感力。
ほとんど義務的な気持ちで、
でもワクワクするような高揚感と一緒に初めて訪れた

もっとみる
Let's talk about you

Let's talk about you

誰かと過ごす些細な時間に、言葉を交換して生きている。

話をしたい人とは特別上手くいかないようにできているって、仕様もないセオリー。

日常の中に、
この人に話を聞いてもらいたいと思う人がいて
この人の話を聞いてみたいと思う人がいる。

話したいときに話したい言葉ですぐ話せる人や、
話したくない日にも上手に話をさせてくれる人もいる。

話すつもりのなかった事を気づいたら話してしまえる人や、

もっとみる
時の砂

時の砂

幻の雨の音がする。
いつも通りの真夜中と自分。

もうすぐ雨季になるから、また夏が一つ近づいたね。

夏に生まれて、忘れられないものはいつだって夏の中にある。
同じ時間には戻れないけど、
美化することもなく ただそこに確かに流れていた時間として、
記憶の瓶から砂は溢れて波は寄せかえす。

高い空を見上げて息を吐き出した。
何もない中に全てがあったあの時も、

大雨に雨宿りしたあの夕方も、

通り過

もっとみる