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月面サナトリウム
2018年5月30日 04:25
急に夜のバスに乗りたくなって、今いる場所から歩いて家に帰る時間の倍以上かけて4つ隣の街まで歩いた。乗ったことのない場所にあるバス停。乗り物酔いが激しい自分がバスに乗りたくなる時は、酔う暇なんてないくらい頭の中がごちゃごちゃしている時だ。いつだってそう。遠くへ行きたいと思っても、理由をつけていつも何処へも行けないまま。ここに居るって決心しても、近くのものから目線をそらすみたいに。
2018年5月28日 03:30
スマートフォンの機種変更をしたキャリアの、ショップ店員の指先が綺麗だった。11月。どちらかといえば冴えないどこにでもいるような青年だったが、頭が小さくて髪の毛流れが良く、穏やかそうな空気を存分にたたえている人だった。声がとても小さい。冗談を交えて笑い合う、知らない人の綺麗な指先が液晶画面をタップしたり、プリントをめくったり、ペンを握ったりする。騒ついて忙しない店内の喧騒をBG
2018年5月15日 21:40
indigo la Endのこの曲を聴いていた、雨が降った深夜に考えていた事はその半分近くにきっととっくに答えが用意してあって、残りの半分は自分の与り知らない それでもやっぱり答えが決まっているような気がする。自分の振る舞いから導き出される答えに、予想だにしないものなんてあるのだろうか。予定調和な出来事に、心をすり減らすのはほんとうに ほんとうに詰まらないよ。見えないから見たい