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2017年8月の記事一覧

Tokyo.

Tokyo.

東京で生まれて、東京で育ってきた。
自分にない煌びやかさを纏っているこの街が、結構好きだったりする。

とは言いつつも、地方に憧れのような気持ちを抱いていたりもする。

数年前に遠距離恋愛をしていた時、
東京から2時間くらいの街によく遊びに行っていた。

東京で生まれ育った自分の目に映るその街は、安らぎや癒しや、生活が溢れていて、私に足りない何かを埋めてくれたような気がした。

空が広くて高い

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Letter

Letter

何よりも美しい言葉には、それを伝えたい相手がいて、伝えようとする想いや感情がある。

宛先のない手紙をしたため続けているのは、本当はあなただけに伝えたいことがあったからだ。

心を閉ざしたり殺したりすることに慣れてしまうと、
世界は急にサイレントモードになる。

嫌という程同じような絶望を味わえば、
一体何を希望にして、ここから脱出したらいいのか分からなくなるでしょう。

考えることもしなくなって

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夢の続き。

夢の続き。

夢の様な瞬間をみていた。

夜明け前の森に聞こえる、
囁く様な優しい声。

その声がなぞっている旋律は知らないけれど、今この瞬間に
その声にどれだけの価値があるかを知っている。

いつか世界が1つになったら、
その声を私に聴かせてほしい。

飾らないそのままの心と、朝を迎える瞬間を。

夜明け前の神秘的な空気。
#心象 #夢 #日記 #声

world

world

眠るのがもったいなくて、
またこんな時間に暗い部屋でぼんやり
考えごとをしている。

外側の世界のことを思うととても不思議な気持ちになる。
今この瞬間に夕日が沈んでいったり、
退屈なランチタイムを過ごしている人がいるんだろう。

美術館や博物館で、息を詰めて止まった時間と向き合っている人も、
花屋さんで特別な花を選ぶ人も。

恋人を抱きしめている人
血液の色を眺めている人
眠れなくて星を眺めている

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忘れる。

忘れる。

月に手が届きそうだと思ったこと。

ここから一歩だって動けないと思った日のこと。

どうせなら、殺してくれと願ったこと。

初夏の豪雨に雨宿りしたこと。

真夏の真ん中にいた日のこと。

ライブハウスで泣いた音楽があったこと。

この気持ちを忘れない、そう何度も誓ったこと。

時間が巡って日常に埋もれてしまえば、
私はすぐ忘れてしまう。

夏の森に反響するひぐらしの鳴き声。
どこまでもいけると思っ

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