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モノローグロム

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2017年4月の記事一覧

くらり。

くらり。

視力が足りなくて、目が悪かった。
ぼんやりしたままの世界。
裸眼に映る景色は抽象的。
良くも悪くも非現実的で、幻想の色が濃く滲む。

逃げていた。
見たくない。
知りたくない。

本当は見えている。
知っている。

受け止められるだけの覚悟が、
いつも足りてなかった。

カラーコンタクト。
世界は補正がかかっても、
汚くて儚くて、やるせないような
やる気がないような。

見えていてもそうじゃなくて

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春の日。

春の日。

日々が廻っていく感覚。

美しいと感じるものも
愛おしいと思うものも、ここにはある。

夢に見るほど忘れられない嫌なことも
それを誤魔化して忘れてしまおうとする今日も、
到底私から切り離すことは出来ない。

ネガティブな色彩は、
救いがなくて冷たくて
だからとても綺麗。
代償を支払ったものは潔く、
逃げ回るほど醜くなる。

もがく事をやめたら、ダメになってしまうと思っていた。
でもそれは少し違う。

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