バッテリィズで笑えない理由
バッテリィズ、人気なのはわかるが
どうもイマイチ笑えない理由がやっぱり
・人の無知を笑う
・学のなさを笑う
みたいなネタのテンプレートに自分のリミッターがかかってしまうところにあると気づいた
Xでは以下のポストが話題になっていた
どう考えてもバッテリィズの漫才が一番インテリ芸だったのに、(大仙古墳が大阪にあって世界遺産に登録されたことを知らないと分からないオチって、令和ロマンや真空ジェシカの比にならない学力が要求されてるだろ)高学歴お笑いに対抗するバカ漫才と扱われてるの見てM-1についての文章みるのやめた。
— 茂木フル (@mogilongsleeper) December 24, 2024
↑これはネタに盛り込まれている情報に言及しているのであって
ネタのシステムに対する言及ではないのでインテリ漫才というには少しズレている
大学お笑いサークル出身や、高学歴じゃないながらもトムブラウンのような作り込まれたネタは一見バカを演じる場面や、ネタの着想や世界観、演出に稚拙な発想があっても
「笑わせるために、みんなにわかるようにそこまでおりてま〜す!」
「こういうのが面白いと思ってやってまーす!」っていう担保がある
でも、学がない前提や、「本当にこいつアホなんです!」っていう人を笑うタイプのネタは
ボケている人にたいして
「この人、この程度の知識(=常識)を知らないっていうのは本当に知的ボーダーや障害などがあるのでは…?」
と思ってしまったり
「同じような知識を知らない人も包括して笑うことになる」
という危険も孕んでいる
そのため、いくら
「ワクワクするアホ」
や
「強い罵るようなツッコミじゃなくて、訂正していくツッコミだから見てられる!」
という声があっても
「頭の悪さ、物事の知らなさが面白いでしょ?」
「いい大人が小学生みたいな発想でしょ?」
というコンテクストで笑わせようとするタイプの漫才は笑えない
#M-1
#お笑い考察