木曜日記 3. - 2016年6月23日

早朝から自宅のマンションの外壁工事の騒々しい音で目が覚めて、結果的には2時間と数分しか眠れなかった木曜日。それでも気持ちは「嬉しい木曜日」と認識しているのか、そわそわと落ち着かない。

先週末に歯の不具合が見つかってから頻繁に歯を磨くようになり、先ずブラッシングをしてから炭酸を飲んでひと息つく。けれどその間も外壁工事のドリル音（壁に穴を開けている行程らしい）で頭蓋骨にその音がビリビリ響いて、結局家に居ることが苦痛になり、外出。
丁度タイミング良く友人がランチのお誘いの連絡をくれたので、それならタイ料理のランチを狙いましょう･･と言うことになり、自転車で自宅を飛び出す。

途中大家さんと遭遇。
確か先日大家さんから自宅の外壁工事の件で連絡を受けた時、私はこう質問した。
「以前の時みたいな大音量は、今回はないですよね？」

そして大家さんは、確かに「あぁ、今回はそれはありません。」と答えた筈（あるならある、と言って欲しかったのだけど）。
そのことを多分大家さんは思い出したのか、「今日は本当にすみません。音が酷いのは今日だけだと思います。」と言って頭をポリポリ掻いて照れ臭そうに挨拶して来たので、「うるさくて一睡も出来なかった。」とは言えなくなった（笑）。

お腹が空いては戦も出来ぬ（別に戦をする気はなかったのですけど）、と言うことで、兎に角タイ料理タイ料理･･と念仏を唱えながら待ち合わせの場所へ行くと、先に友人が店内で冷たいお茶を飲んで私を待っててくれた。

昨日はヌードルではなくて、パッタイと言うタイ風の焼きそばをチョイス。この焼きそばには海老が入っており、甲殻類アレルギーを持つ夫とは食べられないメニューなのでこういう時に頂くに限るのです。

お喋りが好きでやり手の女性オーナーから又話し掛けられ、内心･･ あまりこういう場所で店員と仲良くなって顔を覚えられるのは苦手だわと思いつつ、反射的に愛想よく返答してしまってからちょっと後悔･･。
人と仲良くなり過ぎると段々と関係が惰性的になって行き、相手から我が儘な要求を押し付けられることがこれまでにも多々あったので、こういう時私はとても警戒するようになった。

ここ最近、数人のファンを含むメールを介した出会いもあって、そのことでちょっとした問題も起きていた。
確かに社交辞令上は「メールはいつでも送って下さっていいですよ。」とは言うものの、朝起きて「おはよう」、昼になって「今ランチなう、君は何してるの？」、夕方になって「ちょっと休憩なう」、数時間後に「これから帰宅」、夜になって「これから夕食」･･云々が始まると、その先に余り好い関係性には進展しないことの方がこれまでにも多かった。

こういう時、私は「先ず私の作品を聴いて下さい。執筆物を読んで下さい。」と言ってやんわり相手を牽制することに決めているのだけど、出会い方によってはそれが通用しない場合もあって色々と難しい。

話しを戻して。

友人からはあまり受けたくないな･･と思う案件を持ち出され、やはり答える理由も義務もなさそうだったので、「その件はちょっとごめんなさい。」と言ってそそくさとランチだけ頂いて解散。

折角の木曜日なのだから、私は趣味の読書がしたかった。今読んでいるのは「アンナの小さな神さま」、日本版は既に絶版になっている貴重な本。
人と芸能界のあれこれについて相談されてる場合ではなく、私にとってはもっと大切なこと、しなければならないことが山のようにあって･･。

いつものハンバーガー・ショップに自転車で一駅越えて向かい、ジンジャーエールを飲みながらの読書。だけど昨日の寝不足が祟り、20ページを読み終えた辺りであえなく脱落。目が霞んで、リーディング・グラスを掛けていても文字がぼやけて上手く文字が追えなくなってしまったから。
こういう時、無理は禁物なので、買い物を簡単に済ませて自宅に戻り、メールチェックをして仮眠タイムに入る。

その後色々あって家事やら再びのメールチェックやらをこなして、この時間。
深夜3時26分。

あっと言う間に時は過ぎて行く。