火のキオク
逆光に映える樹の枝はまるで
新天地の新しい朝の知らせのように
毅然と時間を下降し始めた。
音もなく、だが大地が煮え立つような音が始まり、
それは交響詩となって闇を包み込んだ。
短い眠りはレムの夢の終わりと共に遮られ、
喉が渇いて僕は寝室を飛び出て行った。
蛇口をひねるが水は出ない。
そう、星が自ら燃え始めたのだ。
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