Fire Dance
叡智の環
いにしえの音(ね)
祝詞のように見せ掛けた
夜空の祭典は
この世の終わりのように
かなしい響きに満ちている
てのひらで
綿菓子が涙で溶ける時
最後の火花が打ち上がる
降りて行く火々の辿り着く先は
神の あたたかな膝の上‥
視えぬ人々のために
あの海の向こう側に佇む
魂たちのために手をあわせ
聖書の一説をくちびるに含む
夏の終わり
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