Kesepian - 孤独

孤独とは 明日が視えない今のこと。
戻る家のない 今のこと。

まるで今の僕たちのようだね
永遠にふたりぼっちなのだから。

ボールをくわえて遊ぶ午後、
餌を求めて彷徨う真昼‥、
木陰でまどろむ無限の寂しさから 誰が、
一体誰がふたりを
救い出してくれるだろうか。

互いのからだを舐め合う夜明け、
流れない雲みたく僕らは汚れてる。

だから存分に
もう少しで渇き果てそうな唾液を押しあて
生きて来たこれまでを遠く 押しやるみたいに
互いのためだけに生きようと決めた、

ある日突然
空っぽになった家の玄関で。

永遠の長期戦を挑み続けることが
与えられた命なら僕は、
君だけを思って走り続けたい。

誰かを恨むより、
新しく永遠の 愛のためだけに
走ることが生きること。

ふたりぼっち、
やがてひとりぼっち‥。