【就活/全編無料】『僕は君たちに武器を配りたい』を配りたい~今から総合商社の内定を目指す就活生に送りたい言葉
※全編無料です※
新卒で住友商事(6年)→リクルート(7年/転職エージェント)→主夫@ロンドンのリチャです。現在は家事育児の傍ら、プロコーチとして経営者・ビジネスパーソンに伴走しています。
就活は常に時間が足りない
就職活動を進めるにあたって、「読んだ方がいい本」や「観た方がいい動画」は無数にあります。
同様に「やった方がいいこと」「調べた方がいいこと」「考えた方がいいこと」も尽きません。
問題は時間が無いことです。4月には日系大手の面接が始まりますが、これを先延ばしすることはできません。
それまでの約3か月という限られた期間で全ての〇〇した方がいい△△を消化することは不可能であるため、「何から取り掛かるか」がとても重要です。
本noteでは、総合商社の内定を目指す就活生が取り組むべきステップと、1stステップとしてオススメしたい書籍(タイトルの通り)を紹介しています。
■戦略(商社内定への3ステップ)
私が考える戦略は以下の3ステップです。
1)敵を知る(社会の仕組み、日本経済の現状、日本の未来)
2)己を知る(自分の価値観と行動特性、興味と関心)
3)戦術を練る(自分をどのように売り込むかを整える)
※本記事は上記の1)2)をカバーしています。
※早慶上智関関同立+国公立大の在籍者の方にアドバイスをする想定で記述しています。商社在籍者の出身大学の9割が上記に当てはまる為です。
前提:自分のことを知るためには比較対象が必要
自己とは相対的な概念で、「他者が存在しなければ自己を定義できない」という前提で考えをスタートします。
(あくまで自己は他者との比較で定義できるものだと言っています。)
比較対象は置かずに「俺はこういう人間である!」と宣言したところで、「それは誰と比較して何がどうって言ってるの?」という疑問に答えられないからです。
敵に勝つ、すなわち「日系企業の内定を取る」という目標に対しては、「彼らがどのような人材を採用したいか」という「エンドユーザーのニーズ」を理解するところから始める必要があります。
従い、今回は敵を知る所からスタートします。
1)敵を知る(社会の仕組み、日本経済の現状、日本の未来)
商社・メーカーなど様々な業界・企業がありますが、全ての企業が従っているのが「資本主義社会のルール」です。
それは「資本を多く持っている方が有利になる」という一つの原則で成り立っています。
(最近では「サステナビリティ(持続可能性)」など新たな価値が叫ばれていますが、資本主義社会の原則は変わっておらず、付帯ルールが増えているに過ぎません)
この原則で成り立つゲーム内で勝ち続けることが各企業の目的です。
皆さんはそのゲームをプレイする各企業にメンバーとして参加しようとしている事を理解する必要があります。
参加費用は皆さんの「20代の時間」です。
この構図を理解しないままに自己を掘り下げるだけでは、考えるべき点が抜け落ちてしまいます。
2)己を知る(自分の価値観と行動特性、興味と関心)
上述の考えるべき点とは、「参加費用を支払って自分が得たいリターン」のことです。
30代になってから「20代にあの道を選んでおけばよかった」と後悔しても仕方がありません。なぜそのような後悔をするかと言えば、20代を捧げることで「何を得たいか」、もっといえば「どのような状況に陥りたくないか」をしっかりと考えていないからです。
己を知るとは20代の貴重な時間を捧げる代わりに何を得られれば満足できるかを明確にすることです。
その為にプレイするゲームのルール、すなわち「資本主義社会の仕組み」を捉えておく必要があると言っています。
オススメの書籍
下記で紹介している『僕は君たちに武器を配りたい』は上記の観点で世の中の仕組みを説いている(と自分は捉えている)ので、要約動画だけでも見ておくことをオススメします。
今から10年前の書籍ですが、現在の経済と照らし合わせてもいかに原則が重要かを理解いただけるのではないかと考えています。
無数の「読んだ方がいい本」や「見た方がいい動画」に振り回されるのではなく、本質を捉えて自分が戦う芯となる考え方を身につけるべきと考えている私がもっともオススメする書籍です。
(前提として「読書」と「書籍の要約動画を観る」ことに全く同じ効果があるとは思っていないのですが、勧められた本を片っ端から読む時間が無いことも理解しているので、エッセンスを理解するためには要約動画もアリと考えます。)
ステップ3)以降については別の機会にまとめます。
以上、皆さんの健闘を祈っています。