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第1回 3歳児のテロリスト

あ、ドモドモ。
佐久間ディックです。
このマガジンではいろいろガキの頃の話を書いていこうと思ってます。
一応

この話はフィクションであり、実在の人物・団体には全く関係ありません

ということでw


ガキの頃はよくケンカをしてました。
特に3歳児の頃に。
だいたいいつものケンカのパターンは、以下のような感じでした。

1.5歳のアニキが近所のガキにやられる
2.しかし気の弱いアニキは抵抗できず
3.傍で見ていたワイ、近所のガキの隙をうかがう
4.ワイ、隙を見つけるや近所のガキに突進し、いきなり嚙み付き攻撃
5.相手が不意打ちに驚いてる隙にすかさず全力で逃走
6.家まで辿り着いたワイ、玄関の鍵を閉めて立て籠り


いや~我ながら思うんですが、テロリストの手口ですね。
コレを誰に教えられることなくやってました
全くもって末恐ろしいガキです。
やり口がタイガー・ジェット・シンによる、
アントニオ猪木夫妻襲撃事件みたい。
それか「平成のテロリスト」村上和成ですな。
その後はだいたい相手のガキは自分の親に告げ口するのですが、
最初に手を出したのはガキの方だったのでワイにはお咎めなしでした。
それどころか「兄貴の敵を討つなんて、大した弟や」と褒めるお父さんも。
今じゃ大問題間違いなしでしょうが。
こんな日々もワイが病気になったので、長くは続かなかったのでした。


この話には後日談がありまして、

「新宿で30年間ケンカ無敗だった男」

という記事を読む機会がありました。
なんとその人の手口、

3歳児だった頃の自分の手口とほぼ同じ

だったのです。
厳密にはその人は噛み付きではなく、相手の向う脛を蹴り上げてましたが。
やはり「一撃離脱」はケンカに負けないコツなんですねぇ。


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