お箸の国の人だもの
オタクなのでこだわりが色々あるんですが、
その中に「お箸は南天に限る」ってのがありまして、
ずっと南天製のお箸を使ってました。
だけど長年使ってるものだから、
汚れが落ちなくなって全体的に汚くなってました。
そこで
「お箸を新調しよう!」
となりました。
とは言うものの、お箸って色々種類があるんですよねぇ。
材質でも木やプラスチックやステンレス、チタンなんてのもあります。
取り敢えず材質は木に決めたんですが、塗り箸か無垢箸かの問題が。
検討の結果、塗り箸は滑るので無垢箸となりました。
で、無垢箸と言っても、材料になる木によって様々な種類があります。
今まで使ってた南天の他、杉や竹、ヒノキなど種類が多くて悩みます。
Amazonを見ていると面白そうなので取り敢えず栗の箸をセレクト。
次に今と同じ南天だけど汚れが目立ちにくい茶南天をセレクト。
最期にちょっと贅沢をして、紫檀をセレクトしてみました。
紫檀ってのは西洋の言い方で言うと、ローズウッドです。
ギターを弾いてる人は御存じでしょうが、
ネックのフィンガーボードに使われている茶色の板です。
上の図でオレンジ色の線で囲んだ部分です。
硬くて木目も美しいのですが、現在では高価になってしまいました。
あと重いという欠点も。
中には上の写真みたいにボディもネックも木で出来た部分を、
全部ローズウッドで作ったギターもありますが、
高価かつとてつもなく重いそうです。
ビートルズのジョージ・ハリソンが、
1969年のルーフトップ・コンサートで使ってましたね。
閑話休題
という訳で手元に今3膳のお箸がある訳なのですが、
どれから使うか?という悩みが。
茶南天からか?
栗からか?
紫檀からか?
こうやって見ると、紫檀は他の2膳とは違って明らかに細いんです。
しかも先端が尖ってて緩やかな角度になっています。
手に持って先端を眺めていると、特にそう感じます。
「これは紫檀が一番使いやすそう」
そう思ったので紫檀から使うことにしました。
で、手にした時に感じたのは紫檀の箸の軽さ。
感覚的に牛丼屋とかのエコ箸と同じくらいの重さです。
「これ実はプラスチック製なんですよ」と人を騙せそうなくらい。
それぐらい軽いんですよ。
材質が堅いので、細くする事が出来るからでしょうね。
と、満足して使ってるのですが、ふと疑問が。
「これって相当長持ちするんじゃね?」
堅いから減らないし、なんか10年以上持ちそうです。
こうして使ってると、
「残り2本の寿命の前に、自分の寿命が尽きるかも?」
そう思えてきます。
そうじゃないと信じたいのですが。
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