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今日の気分はこの曲


Vol.20「さらばシベリア鉄道」太田裕美

1980年11月21日、19枚目のシングルとして発表された曲。

作詞は松本隆、作曲は大瀧詠一のコンビ。

太田裕美の曲として発表された曲なのですが、

本来はそのつもりはなかった曲です。

元々はジョニー・レイトンの「Johnny Remember Me」が元ネタの曲。

アルバム「A LONG VACATION」へ収録する為レコーディングしたものの、

女言葉で歌うのを大瀧詠一が気持ち悪がり、

ディレクターが担当してた太田裕美への提供を持ち掛けたという経緯です。

またアレンジをそれまでの太田裕美の曲と違和感が出ないようにする為、

荻田光雄に一任してます。

大瀧詠一に時間がなかったのも原因ですが。

曲の内容ですが、やはり松本隆の詞が良いですね。

大瀧詠一が待っただけのことはあると思います。

愛してるんだけどすれ違いから別れてしまう、

男女の心情がリアルに描かれています。

この微妙な心境を表してるのは、彼ならではだと思います。


カバーですが、まずは大瀧詠一自身によるカバー。

歌いまわしが微妙に違うのは、わざと変えてるそうです。

個人の好みもありますが、

自分はこちらのバージョンの方がオリジナルより好きですね。

もうコンサートで聴く事が出来ないのは、非常に残念です。

次は小林旭によるカバー。

大瀧詠一がファンだから実現したんだろうけど、これはちょっとねぇ。

曲に合ってないなぁ。

コブシを回さなくて良いと思うのですが。

最後は福山雅治によるカバー。

オリジナルへのリスペクトが感じられますね。

丁寧に歌ってるのが、シロウトにもわかります。


という訳で太田裕美のヒット曲、「さらばシベリア鉄道」についてでした。


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