焦り過ぎ病
Twitterで
「結局今日もなにもせず1日が終わった」
って書き込みをした方がいらっしゃったので、
「『なにもしない事』も大事な事ですよ」
とレス。
そして
「最近ずーっとなにかしてないと無駄になってしまうとか思ってた~」
とレスを戴きました。
で、思ったんですよ
「焦り過ぎ病」じゃないかな?って。
焦り過ぎ病ってのは、アレですよ。
・旅行先では何かをしないと損した気分になる
・じっとしてると落ち着かない
が主症状の現代病です。
日本人に多い病気だと思います。
例えば
リゾート地に行ったのに、色々近くを観光して回ってしまう
ですね。
なんか損したような気分になって。
でも本来リゾート地なんて、
「何もしないのを楽しむ土地」
なんですよ。
本末転倒です。
日本には
「慌てる乞食は貰いが少ない」
という格言があるんですが。
これじゃあ乞食の典型だよ。
「ゆとり教育」が叫ばれて久しいのに、
日本人の意識はモーレツ社員のまま、という人が多いようです。
高度経済成長期の残滓なんでしょうね。
上皇陛下が退位のお気持ちを表明した時、
ご公務のブラックっぷり(年200日以上、海外訪問あり)が話題になりました。
日本人は働くのが好きなんでしょうね。
だから休むのを嫌がるし、休みに何をするか迷う。
是正するには、根深い問題なのかも。
学校教育で「何もしないことの大切さ」を教えた方が良いかも。
でもそれを教える教師が、ほとんど休みがない現状では、
絵に描いた餅でしょうねぇ。