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今日の気分はこの曲


Vol.22「モンロー・ウォーク」南佳孝

1979年4月21日、南佳孝の6枚目のシングルとして発表された曲です。

作詞は来生たかおのお姉さんの来生えつこ、作曲は南佳孝自身です。

また、編曲を坂本龍一が勤めてます。

南佳孝は1950年1月9日、東京都大田区生まれ。

1972年にテレビ番組のシンガーソングライターコンテストで3位になり、

翌1973年9月1日にアルバム「摩天楼のヒロイン」でデビュー。

プロデューサーは、はっぴいえんど解散直後の松本隆でした。

1976年には2ndアルバムの「忘れられた夏」を発表。

この曲以後には1981年の映画「スローなブギにしてくれ」の主題歌、

1984年には映画「メイン・テーマ」の主題歌の作曲、

その別バージョンとも言える「スタンダード・ナンバー」を発表してます。

話をこの曲に戻しますと、風呂上がりに15分ほどで出来た曲だそうです。

音楽や絵や文章ってのは実に不思議なモノで、

作れる時は、あっさりと短時間で出来てしまうんですよねぇ。

逆に作れない時は、いくら悩んでも出来やしない。

それこそ血のにじむような思いをしても。

何故なんでしょう?

創作の神様が、人に与えたモノだからでしょうか。

曲の方に話を戻しますが、典型的なリゾート・ソングですね。

モロに夏!って感じです。

歌詞も浜辺でのナンパの情景ですし。


カバーですが、忘れてはいけないのが、郷ひろみの「セクシー・ユー」。

1980年1月21日に、郷ひろみの33枚目のシングルとして発表されました。

カバーなんですが、歌詞は1番の一部と2番以降が書き直されてます。

南佳孝が渡米することになったので、

印税収入が入るよう同じレコード会社の郷ひろみがカバーした、

そんな経緯があります。

また、「ファンはモンロー・ウォークの語源を知らないだろう」との事で、

タイトルが変更されました。

作詞の来生えつこは怒っていたそうですが。

こちらをオリジナルと思ってる人も多いと思います。

当時巨人軍の人気投手だった、定岡正二のカバー。

正確には郷ひろみバージョンのカバーなんですが、オドロキです。

意外に歌が上手いんですよねぇ。

もっと歌唱力が無くてもプロデビューしている人は、たくさんいます。

最後は森口博子さんのカバー。

テンポを落として、しっとりと歌い上げてます。

大人って感じですね。

だだ、ナンパしてる情景の歌詞とは、雰囲気が違うような気がします。

大人はこういうモロのナンパ、しないモノですからねぇ。


という訳で南佳孝の名曲、「モンローウォーク」についてでした。




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