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今日の気分はこの曲


Vol.23「Bombs Away」The Police

1980年10月3日に発表されたポリスの3rdアルバム、

「Zenyatta Mondatta」に収録されてる曲。

珍しくドラムのスチュアート・コープランドの曲です。

テーマは当時の大きな国際問題、ソ連によるアフガニスタン侵攻。

重いテーマですが、軽い曲調に纏められています。

なぜかこの曲、無性に好きなんですよ。

理由は自分でもわからないけど。

このアルバムにはスティングの体験をもとにしたヒット曲、

「Don't Stand So Close to Me」

湯川れい子作詞による日本語バージョンもある、

「De Do Do Do, De Da Da Da」

などのヒット曲があるんですが。


ポリスは1977年に結成。

メンバーはベースに元ラスト・イグジットのスティング、

ドラムに元カーヴド・エアのスチュワート・コープランド、

ギターにアンリ・パドヴァーニ の3人でした。

同年5月1日、シングル「Fall Out」でデビュー。

スチュワートの兄のマイルスのインディーズ・レーベール、

イリーガルからでした。

ちなみにマイルスは後にI.R.S.を設立し、

ポリスやゴーゴーズ、R.E.M.が所属することとなります。

デビューはしたものの、この曲はさっぱり売れませんでした。

曲が典型的なパンクロックで、

バンドの個性が出てなかったからだと思います。

少し遡る1976年、元ゴングのマイク・ハウレットが、

スティングにボーカルを依頼します。

翌1977年1月、元アニマルズのギターだったアンディ・サマーズ、

続いてスチュワートが参加。

ストロンチウム90として短期間活動後、

ポリス結成の為スティングとスチュワートが抜けたことがありました。

そのアンディがポリスに合流し、4人編成となりました。

ほどなくアンリがクビになりました。

アンリはコードが3つしか弾けなかったので。

1978年4月7日、シングル「Roxanne」を発表。

ところが歌詞が売春婦を連想させるとのことで、ラジオ局は無視。

その為この曲もあまりヒットしませんでした。

続く8月14日に発表されたシングルの「Can't Stand Losing You」は、

「自殺を連想させる」と放送禁止になりました。

11月は3日にシングル「So Lonely」と、

前日の2日に1stアルバム「Outlandos d'Amour」を発表します。

ちなみのこのPVの地下鉄のシーン、都営浅草線で撮影したそうで。

街中のシーンは香港ですが。

その為「サンデー毎日」の広告が、ドバーンと出てます。

1979年9月21日にシングル「Message in a Bottle」を発表。

この曲は翌月2日に発表された2ndアルバム「Reggatta De Blanc」の、

先行シングルでした。

この曲がイギリスのチャートで1位となり、

バンド初のヒットとなりました。

続く11月4日に発表した「Walking On The Moon」も1位を獲得、

翌1980年には初来日し、

9月19日にシングルとして「Don't Stand So Close to Me」を発表。

上記のとおり10月3日、

3rdアルバムの「Zenyatta Mondatta」を発表します。


その後は11月20日に、

「De Do Do Do, De Da Da Da」をシングルとして発表。

1981年9月25日に「Invisible Sun」をシングルとして発表します。

10月2日にアルバム「Ghost in the Machine」を発表し、

11月2日には「Every Little Thing She Does Is Magic」をシングルカット。

12月11には「Spirits In The Material World」もシングルカットします。

1982年はバンドとしての活動を休止しし、ソロ活動を各自行います。

1983年に活動再開し、

5月20日にシングル「Every Breath You Take」を発表。

6月17日にアルバム「Synchronicity」を発表します。

このシングルは大ヒット。

アルバムもヒットし、「Wrapped Around Your Finger」

「Synchronicity II」

「King of Pain」

とシングルカットされた曲が次々とヒットします。

そして1984年1月に活動停止を宣言します。

活動再開したのは1986年。

アルバム制作のために3人は集まりましたが、スチュワートの骨折により、

シングル「Don’t Stand So Close To Me ‘86」を10月に発表しただけで、

バンドは実質的に解散しました。

2003年にロックの殿堂入りに伴い、授賞式で一時的に再結成。

2007年にデビュー30周年を記念して、再結成。

翌2008年にかけて大規模なツアーを行います。

以来12年間、活動を停止したままです。

個人的にはデビュー45周年の2022年、再結成して欲しいと思うのですが。

その頃にはスティング71歳、スチュワート70歳、アンディ80歳ですから。

年齢的にも最後のチャンスだと思います。

ツアーは無理だとしても、配信で再結成してくれたら、と願うばかりです。


カバーですが、スチュワートのバンド、ギズモドロームによるカバー。

今のバンドでも歌うということは、

スチュワート、この曲が大好きなんですね。

オリジナルのスティングによるハイトーン・ボーカルも良いのですが、

スチュワートの落ち着いた声も良いですね。

ギターを元キング・クリムゾンで有名な超絶変態ギタリスト、

エイドリアン・ブリューが弾いてるのも好ポイントです。

しかしポリスとキング・クリムゾンの両方聴けるギズモドローム、

凄いバンドですね。


という訳でポリスの名曲、「Bombs Away」についてでした。

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