僕を「限界オタク」にしたのは僕だった
お久しぶりです。さいころです🎲
大反響だったあのnote "誰か僕を「限界オタク」にしてくれ" から半年。その時以来経験したことを元に…改めて考えてみました。
自分の感情を出せない…と嘆いていた僕は果たしてどうなったのでしょうか。
では、参ります。
特にサムネに意味はありません。
1. 「マジカルミライ2019」
ライブに行けない、がテーマでしたし。まずはこれのお話を。フォロワーの方に連れられ東京のマジミラに参戦して参りました。ボカロリスナーを始めて早2年、熟知しているボカロ曲も増え存分に堪能出来ました。
もちろん、楽曲中には多数コールが存在しアンコールもありました。そこで僕も大きく声を出すことは出来ました、そしてその上でクタクタになるまであれこれはしゃぐことが出来たのかなーとは思いました。熱量、というものが確かに存在しましたからね。
しかし……。フォロワーさん達と別れ帰りの夜行バスを待っているまでの間、2時間ほど僕はずっとマクドナルドにいました。
熱量のままに滅多に来れない東京を散策するよりは…安全地帯にいる方がよい、と考えたからですね。いわゆるその場のノリ、思考のなさは相変わらずであった、と言えるかもしれません。もちろん、一人だったから、とも言えますが…他の人といても不安だったでしょう。
という具合にライブ自体には熱を注げたもののその後、に不安感が残ることとなった、という結論となりました。
2. 「サークル」
一年半ずっとお世話になり僕の人生経験に重要な役割を果たした大学のサークルを脱退しました。
理由としては…半年前に挙げた「不安感から心の底からはしゃげない」をそのまま引きずったまま対人関係にヒビが入り戻れなくなったから、です。酷く情けなく思われますが…自分の思考回路はその不安から逃れられないのだな、と一抹の悲しみを覚えました。
最後まで自分のことを少しでも受け入れようとしてくれた先輩方と、それを振り払い逃げる選択肢を取ってしまった自分の差に愕然とし、この先も飲み会などでトラブルがありそうなことに不安感が募りました。
しかし。
別に所属しているもう一つのサークルにて、深夜4時までカラオケに行くこととなりました。僕はこの時間まで起きていたことが今まで一度も無く、先述したような不安が強く残りましたが、何とか4時までテンションを保つことが出来ました。
これは変化といえるのではないか?
3. 「うちの子」
ではオタクはどうか……となるとあれから僕がこれまでやっていたこと、の話になりますね。
創作アカウントをツイッターで作り、ボカロリスナーを兼ねていた数名のフォロワーと共に一次創作を始めました。
各々が自分の思うようにキャラクター、「うちの子」を作りそれら同士の交流を深めることを見て楽しむ創作になります。
僕が作ってきたキャラクターを例に挙げると…
・挫折だらけだが果敢に挑戦し続ける少年
・嘘を全く見抜けない臆病な少女
・もう一つの人格を内側に持ち、それに乗っ取られないように必死にもがく少年
・校内放送のラジオパーソナリティをしている、校内アイドルのような少女
・母親が居らずそれに代わる愛を求め続ける、年齢にしては子供っぽい言動をとる少年
・大人に怒られることをトラウマとし、周りにルールを守ることを強要してしまう少女
といったようにバリエーション豊富に作ることができたと思われます。
それらの「うちの子」を自分で動かしているうちに彼らに愛着が生まれ、やがて彼らのことを考えることが楽しくなってきました。
これは限界オタクと呼べる、
と個人的には思っています。
また、他のフォロワーさんから提示されるキャラクターもまたかなり魅力的で、彼らのことを知ることでも自分の中にある楽しいという感情を見出すことが出来ているな、と思えます。
自ら数年ぶりにイラストを描いてみたり人の心について興味を持ったり、と「限界オタク」とは違う意味でもよい経験であると思っています。
……ガチ恋?今も2次元のキャラクターや芸能人にはできてません。これは性格の問題かもしれません。しかし…「好き」に関して興味深いものを経験することができました。
4. みんなの「好き」を受けて
とはいえ、推す、という意味の「好き」です。
僕は何かを猛烈に推す人に好感を持つことがわかりました。その人が語る詳細を見て感化され、自分もそれに触れてみよう、と思うようになったということですね。
それに好感触を得た時に推していた当事者から熱量を伴ったコメントを貰うと…好きが伝染したような気持ちになりこちらまで嬉しくもなりました。
僕はボカロリスナーですので、今までしたこと、と言えば「リスナーおススメ曲10選」と題して人気の曲を集めたり、フォロワーさんが特にオススメしてる曲を聴いてみたり、などのことになります。
リスナーとしても、僕自身から発信して好きになってくれる人が現れるといいな、と思うようにもなり、リスナー活動が楽しくなるきっかけにもなりました。
「好き」の共有がここまで楽しいとは思いませんでした。
5. リミッターは外れた
心のリミッターを解除して俯瞰してみてた自分を表側へと曝け出すことに成功したように思われます。新しいことに果敢に挑戦した結果だったのかもしれません。
確かに上記のこと以外でも今までとは異なることに多数手を出し、それで様々な反応を得てきました。
その中には…味わいたくもない感情もあったにはありました。しかし、それらの感情を受け入れることで…少しずつ自分の中からもそれらがあるんだ、と認められるようになったと感じています。
自然と熱量って出るもの
かもしれませんね。
閲覧ありがとうございました。