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明日話したい「同心梅」の意味
同心梅とは
中国の漢代、長安西方の上林苑にあったという七種の梅の中の一つ。二つの花が心(しん)を一つにした形で、夫婦の愛を表現するという。同心。
先日読んだノースライトという小説に「同心梅」という言葉が出てきました。
ノースライトについて
作者:横山秀夫
作品紹介
北からの光線が射しこむ信濃追分のY邸。建築士・青瀬稔の最高傑作である。通じぬ電話に不審を抱き、この邸宅を訪れた青瀬は衝撃を受けた。引き渡し以降、ただの一度も住まれた形跡がないのだ。消息を絶った施主吉野の痕跡を追ううちに、日本を愛したドイツ人建築家ブルーノ・タウトの存在が浮かび上がってくる。ぶつかりあう魂。ふたつの悲劇。過去からの呼び声。横山秀夫作品史上、最も美しい謎。
「おれとあいつは同心梅なんだよ」
これは、小説内に出てくるセリフです。
主人公が所属する建築事務所のボスが放った言葉。
「あいつ」とは、同じ事務所の事務員の女性のこと。
建築家の話が表のテーマだとすれば、
裏テーマとして夫婦のあり方も繊細に描かれている作品でした。
一心同体。
1つの心に2つの花が咲く。
シンクロ。
映像作品もある!
ノースライトはU-NEXTで配信されています。
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小説をそのまま映像にしており、
実写化のお手本のような作品で、感動してしまいました。
個人的には小説→映像の順で見るのがおすすめです。