#410 正しい不動産会社の選び方
「正しい不動産会社の選び方」なんて検索をすると色んな記事が出てきます。
そもそも正しい不動産会社を選びたいということは、正しくない不動産会社がいるということです。
なにをもって正しくないかは、結果的に後悔をする、失敗をした、と思ったらその不動産会社は正しくないと人は思うのではないのでしょうか。
大手だから安心?
いえいえそんなこともありませんよ。
大手不動産会社でも担当が入社1年目だったらどうですか?
あまり記事にも書かれないようなことを自分なりにまとめてみましたのでよければ参考にしてください。
中小・大手・フランチャイズは関係ない
・中小の方が業界歴が長いからこそ独立している方が多い(大手ならエース、役職クラス)
・フランチャイズは独立経営、つまり中小の会社と同じ(業界歴が長い方が多い)
不動産会社を立ち上げる場合、全くの未経験で立ち上げるケースはほぼありません。
多くの人はどこかの会社で経験を積んで、得られた知識とネットワークを駆使して「自分で会社を立ち上げてやっていける!」と思うわけです。
そういう人が立ち上げた会社ですので、たとえ大手ではなくても経験豊かな人が担当してくれるのでそれは安心材料になるのではないでしょうか。
不動産売買は会社の規模ではなく、担当者に左右されます。
会社が大きくてサポートがしっかりしているとはいえ、それは会社のメニューなだけです。
大手にもどうしようもない担当者はいます。
担当者が全て
・会社単位で安心できると選択しても取り扱いは担当者に委ねられる
・誠実に耳を傾けて、メリットだけでなくデメリットも話せる担当者の方が安心感があるというお声は多い
前述しましたが、結局はここです。
実績もある、人柄もいい。
だけどフィーリングが合わなかったら?
仲介なら3ヵ月くらいは付き合いが始まるので、その期間あんまり好きじゃない人に売却を依頼するのってどう思います?
買取なら金額の折合いがつけばいいんでしょうけど、あんまりすきじゃない人に自分の不動産を売りたくないという気持ちが働くかもしれません。
数字や目に見えない部分で人は人を判断する重要な部分です。
査定の根拠を明確に示しているか
・仲介の査定は「売れる可能性のある金額」であり、「必ず売れる金額」ではない
・だからこそなぜその査定額で「売れる可能性が高いのか」根拠を示すことができる会社の査定は正しい査定をしていると言える
・根拠を示せない会社の査定は、機を得ることを狙うのみで根拠にもとづかない査定と判断しても間違いではない
・買取の場合は、査定額から下がる傾向または上がる傾向にあるかどうかを運営がある程度把握している
・どんな会社か気になったら、数々の売買契約を把握している運営に相談をすることが一番の根拠となる
・その不動産会社は正しい査定額を提示する会社かどうかを把握しているプラットフォームは他にない
いまだに業界に根強く残る金額釣り上げすぎ問題。
仲介会社は売り出しを開始するための媒介契約というものをゲットしないと何も始まりません。
媒介契約を締結して、売り出しして、買い手がつけば仲介手数料がもらえるので、売り出しをできなければ報酬は何もありません。(売れたらですが)
では何をしたら媒介を預かれるか?
答えは簡単。
高い査定額を出せばいいんです。
例えば5社から査定金額が届いて、その中で何を基準に不動産会社を選びますか?
多くの人は査定額が高い会社を選びます。
くどいようですが、仲介の査定金額は「売れる可能性のある金額」であり、「必ず売れる金額」ではありません。
でも人は高い査定をしてもらえた会社を選んでしまうんです。
もう一度言います。
仲介の査定金額は「売れる可能性のある金額」であり、「必ず売れる金額」ではないのにです。
では実際にその高い査定額で売り出しをしてみると、中々売れない、値段を下げる、売れない、下げる・・・という負のループに陥ります。
最後は買取会社が買い手となり、無事に売買契約、となるのかもしれませんが、ではその不動産会社の査定って正しかったんでしょうか?
正しい不動産会社を選びたいなら正しい査定をする不動産会社を選択するべきです。
正しい査定とは、しっかりとなぜこの金額なのか根拠を示せることだと
思います。
ただ高額な査定に釣られてもあとで失敗した、と後悔をすることになります。
ちなみにこれは大手も平気でやります。
大手だからちゃんとした査定だろう、というのは安直です。
何度もいいます。
全ては担当者なのですから。
現実に正直不動産のような担当者がいたら痛い目に合う人はぐっと減るはずです。
自分がその存在になれなくても、そんな会社をアテンドできるプラットフォームになればエンドユーザーは安心してアクセスしてもらえるかも。
「正直不動産を紹介します」
いつの世の中も求められるのは誠実さだと思っています。
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