森林限界みたいな岬
天気が良すぎた今日は、2月とは思えぬほどに暑く、車のエアコンをいれたほどである。
ドライブの行き先は、思いつきで訪れた、風車で名高い西平安名崎。
風車の丘を通り過ぎ、展望台も通り過ぎ、なんならアスファルト区間も通り過ぎ(車はそこに停めた)、岩場を歩き、枝の強い風衝植物群落を歩き、最先端の岩場に登って岬にやって来た。
海の潮と強い風が吹くせいで、植物がほとんど育たない岬の先端は、ちょっとした崖なっている。
まあまあ落ちたら助からなさそう(海が浅く海底の岩に叩きつけられそうな上に、波が荒くて洗濯機のような感じ)崖でもある。
灯台があり有名観光地として名勝にもなっている、東平安名崎とも違う、この独特な景観の西平安名崎の先端まで、行く観光客は少ない(実際、ここまでたどり着くのがけっこう面倒くさいのである)。
けど、荒涼とした途絶したような世界観を感じられる西平安名崎が、けっこう好きらしい(笑)。頻度も高いわけではないが、なんか好きな場所。
振り返れば風車と遠くに平良の街並み、伊良部島と池間島、伊良部大橋と池間大橋と、360度の眺望が楽しめるから、ひっそりとお勧めしておく。
ちなみに、東平安名崎と西平安名崎を結ぶ線は、三角形をした宮古島の右斜辺(北海岸線)で、磁北とはズレた宮古島の民俗方位の東西線に当てはまる(豆知識)。
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