初めてのワーケーションは地方都市が絶対におすすめ
ワーケーションの行き先を考える時にいろんな地域、宿泊施設が紹介されていますよね。ワーケーションってバケーションだからやっぱりリゾートでしょ?ワーケーションって農業体験とかするやつでしょ、じゃあ田舎?
そんなイメージありませんか?
やはりワーケーションとなると旅行よりは長く滞在することが多い訳で、そうなると滞在先選びはやっぱり慎重になります。ワーケーションにはルールもなく、どこに滞在してもいいんですが、そう考えるとまたさらに決め手がなくなり迷宮入り。
そこで自分がおすすめしたいのが
「地方都市」でのシティーワーケーション。
地方都市は田舎とは言えないほど栄えている、でも都会というには自然が豊か。そんな地方都市でのワーケーションは特に初心者におすすめしたいと思ってます。ちなみに自分はほとんどこのパターンです。
それではここからは何がそんなにいいのかについて
ご説明したいと思います。
地方都市とは
あくまで自分が考えると地方都市像ですが、
人口で言うと3万人〜40万人ぐらいのレンジの地方都市が地方色が強くてコンパクトでおすすめです。特に県庁所在地や文化圏の中心になっているような都市がいいと思います。もちろんそれ以外でもいい都市はあると思いますが、あんまり栄え過ぎていると東京と変わらないじゃん!と思うことが多いし、自然環境を楽しめるエリアまで遠い。田舎すぎると選択肢が少なくて不便。なので自分は好んでこの規模の地方都市から選ぶようにしています。
地方都市は都市なのでなにをするにも便利
これぐらいの都市規模になるとやはり数万人が生活しているわけで、ある程度の便利さが担保されています。ワーケーションは仕事をしている時間が長いのでまずは仕事に支障がないようにしたいですよね。そのためには都市機能は重要です。めちゃくちゃ田舎やリゾート地でのワーケーションだとそれが難しい場合もありますが、地方都市ならそれがないので安心です。
コワーキングスペースが複数ある
この規模の地方都市は経済的にも発展しているのでコワーキングスペースがだいたい2〜3箇所あります。ワークスペースに困ることはありません。
リゾート地や田舎でワーケーションするとワークスペース併設型宿泊施設を利用することが多くなるのですが、たまに回線がやたら遅い場合や椅子が長時間のワークに耐えられないような施設もあります。ワークスペースはワーケーション時の生命線です。ちゃんとメンテの行き届いている有料のワークスペースが確保されている、気分転換ができるように複数の選択肢が用意されているという安心感は重要です。
あと滞在中ずっと同じ場所は飽きます。気分転換にきて飽きるも変な話ですが、実際3日とか続くと飽きるので別のワークスペースを使用したくなります。
チェーン店がある
これは実際に何度が行ってみて感じることですが、困った時にチェーン店があるのは非常に心強いです。案外多いのが、こういう時。朝ごはん食べるところがない→牛丼チェーンやファミレス、思ったより寒くて服を買い足したい→ユニクロ、ちょっとしたものを忘れ物した→100均という感じでチェーン店があって良かったと思うことがたくさんあります。
地方の個人店でもいいのですが、かえって高いんですよね。そして長い営業時間。個人店だとうっかりお店が閉まってしまうことも。一通りのチェーン店がある地方都市はやはり便利です。
食事の選択肢が多い
ワーケーションは滞在が旅行に比べて長めなので食事を取る回数が多くなります。となるといろいろなものが食べたくなります。やはり人が多いところには美味しいお店も集まりやすいということで、その点でも田舎より都市部の方が選択肢が多くて便利です。
海沿いのリゾートでワーケーションしたとして、いくら海鮮が美味しくても1週間毎日は飽きます。人間たまにはカレーも食べたくなります。持論ですが、ある程度の規模の街にはだいたいカレーの美味しい店が一つはあります。そんなお店に行くのもワーケーションの楽しみだったりします。
アクセスがいい
人口が多い地方都市はアクセスも便利です。
仕事の都合で移動にあまり時間がかけられない人、緊急事態ですぐに戻らないと行けない可能性がある人はアクセスがいい場所でワーケーションした方がいいと思います。もちろん車があるに越したことはないのですが、東京在住の人間などは車を持っていないことが多いので、バスなどの交通網が発達している場所は非常に助かります。
都市部の良さと地方色の良さのいいとこ取り
そんなワーケーションでは地方の良さを感じられてない。そういう意見もたしかに分かります。不便を楽しむ。そういう観点も分かります。
意図している不便はいいけど、意図していない不便は困る。綿密に計画を立てている時ならいいのですが、ワーケーションで仕事をすることを主に置いている時は正直どんな不便があるかを調べたり、対策を考えたりするのが面倒に感じます。できるだけ多くの時間を仕事に割きたい。でも地方色も楽しみたい。そんな欲張りな願望を叶えてくれる場所が地方都市なのではと思っています。
地方色、非日常感を楽しむ方法
なにも地方の都市部だからって地方色を楽しめないわけじゃないんです。地方色、非日常感を楽しめる環境がすぐ近くにあるのでむしろほどよい距離感と言っていいでしょう。例えば地方都市にいたらこんな楽しみ方もできます。
1.ローカルチェーン店に行く
2.地元ならではの個人店に行く
3.散歩をしながら街の自然を楽しむ
4.ローカルテレビ番組を見る
5.バスやレンタカーに乗って観光地、リゾート地に行く
6.地元の知り合いを作る
これも立派な「地方色」であり「非日常感」です。
ポイントはこれらが身近にあるので体験するのにさほど時間がかからない環境ということです。東京にいて「さわやか」のハンバーグ食べたい!はハードル高いですよね。でもワーケーションで静岡にいたら近所にあるから行きやすい。鳥取砂丘を見たい!はもはや東京から日帰りは不可能レベル。でも鳥取にワーケーションしたらすぐ近く。地方都市に拠点を構えたらいいとこどりで、お手軽に地方色、非日常感を楽しむことができます。
リスクを少しづつ上げる
環境を変えることには少なからずリスクが伴います。
ワーケーションだからと言って最初から普段の環境と大きく変えてしまうのはリスクが高いと思います。なので最初は日常に近い都市機能ある場所でワーケーションしてみる。
そうすると、体験することでリスクの範囲をリアルに想像することができます。具体的には境港に行った時に駅前にコンビニがなくて焦りました。16時で結構お店が閉まってしまって焦りました。なるほど、3万人規模の街だとこういうこともあるのかと勉強になりました。
それが悪いという話ではありません。こういう経験を通じて試行錯誤しながら自分にフィットした場所を探していきます。フィットしない場合のリスクを考えた時に、ある程度自分の生活環境に近い都市機能のある地方都市が最初のステップとしておすすめしやすいと思っています。
いきなりリゾート地や田舎体験でももちろんいいと思います。その場所でしか見れない環境に囲まれてのワークも素敵です。そこでしか体験できないような職業体験やアクティビティも魅力的です。ただ今のワーケーションの宣伝はそれに偏っているような気がしてなりません。
基本は自分の仕事を滞りなくできることが重要かと。メリットだけではなくデメリットにも目を向けるべきかと思います。ワーケーション生活や地方生活に不慣れな場合は結構なギャップに注意した方がいい気がします。それに不安があるなら地方都市を選びましょう。
まとめ
個人的にはこの地方都市でのワーケーションが好みです。そんなに毎日海や山の絶景に囲まれてすごしたいとは思っていません。滞在期間中の1日、2日ぐらいでいいかなと。あとはできるだけ仕事に集中できる環境がいいです。
これはあくまで好みの話でいい悪いではありません。自分が見つけきれていないだけで、リゾート地や田舎で全てをクリアできる場所もあるかもしれません。大きすぎる都市も刺激的で楽しいかもしれません。少ししたら考え方が変わるかもしれませんが、今のところワーケーション慣れをしていない方には地方都市がおすすめしやすいと思っています。
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