(02)
原文-02:然則我數人者之聚首於此都、不宜不早爲之計也。況今天假我以歳月、優我以閒散。所在雖異、其業則同。則亦我曹千載之一時矣。諺曰、「臨戰作翦」。誚其不及時也。
請月一爲會。會必以文、已從曾子「輔仁」之義、庶乎得免離群多過之歎、與文人詞客撫今慨昔之感也。
夫會宜有約。請試言其略。
訓読-02:然らば則ち我が數人の者之れ此の都に聚首すれば、宜しく早く之が計を爲さざるべからざるなり。況んや今天我に假するに歳月を以てし、我を優するに閒散を以てす。在る所は異なると雖も、其の業は則ち同じ。則ち亦た我曹千載の一時なり。諺に曰く、「戰に臨みて翦を作る」と。其の時に及ばざるを誚(せ)めるなり。
請ふ月に一たび會を爲すことを。會は必ず文を以てし、已に曾子「輔仁」の義に從へば、離群多過の歎を免れ、文人・詞客と撫今慨昔するの感を得るに庶(ちか)からん。
夫れ會には宜しく約有るべし。請ふ試みに其の略を言はん。