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【瞬発力】パワークリーンは難しい。。。(というか、そもそも実施場所がない。。。)

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

瞬発力(パワー)向上に、
オリンピックリフトは有効です。
僕自身、指導することもあるので、
必ず自分のトレーニングに、
パワークリーンを行います。
バーベルを下から、
一気に肩まで持ち上げ、
腕を返して、肩で受け止める
エクササイズになります。
(言葉での説明は難しいので、
 ぜひ、動画検索してみてください。)

ポイントは、
下肢の3つの関節の伸展動作。
「ドリプルエクステンション」
と言われる動作です。
股関節、膝関節、足関節を
同調させ、一気に伸ばすことです。

・ジャンプ
・スタートダッシュ
・方向転換
などの時に使っている動作。

これが力強く、かつ素早くなると、
スポーツパフォーマンスが
よくなるのは明白ですよね。

オリンピックリフトは、
失敗した時にバーベルを
”投げ捨て”ます。
なので、専用の
・プラットフォーム
・プレート(バンパープレート)
が必要になります。

具体的な器材は、
以下のサイトでご覧ください。
(五輪で重量挙げの
 オフィシャルサプライヤーに
 なったこともある、
 ”UESAKA”のサイトです。)

https://www.uesaka.co.jp/p1/pplatform/

https://www.uesaka.co.jp/p1/sbarbell/

オリンピックリフトは、
・重量挙げ競技者
・スポーツ競技者
・トレーニング中/上級者
向けのもの。
従って、一般的な
トレーニング施設だと、
オリンピックリフトを
実施する環境が、
まず、ありません。

盛岡市近郊の場合、
僕の知る限りだと、
きたぎんボールバークの
トレーニングルームにあるくらいかなと。

あったとしても、
失敗した時などに、
バーベルを落とすのは
かなりヒンシュクをかいそう。。。

でも、実際、僕はここで
パワークリーンをするし、
他の利用者でも、
クリーン動作を行っている人は目にします。
(陸上競技をやってる人かな?
 いずれにしても、見るからに、
 何かのスポーツ競技を行っている人です。) 

パワークリーンを行ってる人は、
エクササイズテクニックがあるし、
(どなたも綺麗に
 トリプルエクステンション
 しています。)
使用している重量も、
無理のない範囲でないかなと
見ていて思います。
(皆さん、落としたりしないので)

ただ、パワークリーンを
行ってる人を見ていて、
一点だけ、よく気になることが。。。

バーベルを肩の高さまで
引き上げて、受け止めるところ。
(”キャッチ”という動作になります。)
本来、肩の前側部分で受け止めます。
(”フロントスクワット”を行う時に、
 バーベルを乗せるところです。)

でも、肩ではなくて、
手(手首)で受け止める人が多い。。。
これ、重量が上がっていくと、
キャッチするのが厳しくなります。
(手首では限界がきます。)
なので、手(指)を開いて、
指先がかかる程度で、
バーベルを肩の前方に乗せる。

”落とせない状況”なので、
手を開くのに抵抗があるのは
十分、理解できることですが、
手首の怪我につながる
リスクが上がるので、
やはり、手を開いて、
肩で受け止める練習をすべき。

でも、繰り返しになりますが、
受け止める練習をするにしても、
環境が整っていないところだと、
ちょっと難しいです。。。

このように、パワークリーンは、
エクササイズテクニックが必要。
なので、”キャッチ”の動作を含まない、
”ハイプル”で代替して行ったり、
(単純にバーベルを肩くらいの
 高さまで引き上げる)
バーベルでなく、
ダンベルを活用することで、
キャッチ動作がやりやすくなったりします。

瞬発力向上は、
スポーツ競技者には必須。
競技者の方は、ぜひ
オリンピックリフトに
挑戦してほしい。
ただ、環境が整っていない
ケースが多いので、
代替種目や、
器具を変えて、
取り組むことをオススメします。

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