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さいの目 2024年1月号|コミュニティを「処方」する幸せな仕事/テニスとものづくりと旅が好きな私


ダイスプロジェクトの、普段はあまりお目にかかれないプロジェクトの裏側やスタッフの素顔、社内で起こった驚きのエピソードなどを毎月最終日にお届けしています。

「さいの目」とは、サイコロのこと。
サイコロのように多面性のあるダイスプロジェクトの視点で、日常の何気ない風景に彩りをプラスしていきたい、という思いを込めて名付けました。

みなさまのホッと一息タイムのお供に、お楽しみください。


1.最近のダイス

2024年最初の月は出会いあり別れあり、喜びや驚きあり。今月のダイスの出来事をお届けします。

第57回日本サインデザイン賞に、運営サポートと空間デザイン+施工を担当した「ハカタストリートバル2023」が入選、デザインを手がけた「櫛田神社前駅構内装飾」が入選+九州地区デザイン賞を受賞しました!
今月は、なんと2人の新メンバーが合流。芳崎加菜恵と花岡亜美です!来月、再来月の「私こういうものです」コーナーに登場予定なので、お楽しみに!
フリーデスクの軌跡!たまたま同席だった3人ですが、服装が原色カラーの勢揃い。なんとも賑やかな一角になりました。
出会いがあればお別れも。月1開催の社内スナック「ラッキーストーン」は、チーママ石田が1月をもってダイスを卒業するのを機に、20回目という節目で惜しまれながらの閉店となりました。

2.幸せな仕事

vol.16 コミュニティを「処方」する

病気の時には薬を処方する。同じように、健康のためにコミュニティを「処方」するという業務をここ数年行なっている。

高齢者が住み慣れた街で安心して暮らすことが、病気の進行を遅らせたり、回復を早めたりすることにつながるので、厚生労働省では「地域包括ケアシステム」という、高齢者が住み慣れた地域で医療や介護を受けられるような仕組みづくりを始めている。

これに伴い、多くの団地を抱えるURで進めているのが、団地の「地域医療福祉拠点化」である。築年数約40〜50年が経過する団地では、長年住まれている方も多く、入居者が高齢化してきている。団地の住民やその周辺の方々が暮らしやすいように、団地の中への医療施設や介護施設などの誘致、また、エレベーターや手すりの設置、生活支援アドバイザーの配置などを行い、高齢者がより住み良い住環境を提供するものだ。

それに加え、高齢者の健康を維持するためにはメンタルケアが大きなポイントとなる。中でも多世代との交流が活力につながるため、多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まちである〈ミクストコミュニティ〉を目指し、子育て世帯が住み良い部屋を作ったり、保育園や幼稚園などの施設も誘致している。ハードの改修だけではなく、生活を楽しめるように住民同士や住民と事業者をつなげるコミュニティ形成を図るためのイベントやサークル活動の立ち上げなどをURとしてサポートしている。

URの詳しい取り組みはこちら

https://www.ur-net.go.jp/chintai_portal/welfare/index.html

ダイスプロジェクトでは、この「コミュニティ形成」のためのイベントの開催サポートを行なっている。高齢者や子育て世帯向けのイベント企画・運営を行い、孤立しやすい高齢者の外出促進や子育てを一人で悩む親同士が繋がれるきっかけとして、彼らが訪れやすいイベントの企画運営を行なっている。

この業務で大切なのは継続すること。そのために住民の方々や事業者と連携して、自走していける運営スキームの構築やノウハウの提供も行なっている。

URには様々な団地があり、その団地ごとに特色があるので、団地や地域の現状を踏まえた上で、その団地に合ったやり方を模索することに時間と労力がかかるし、最初のイベント運営は骨が折れるが、イベント会場で楽しんでいる地域の方々の笑顔を見たり、その取り組みを継続しようと活動されている住民の方々や事業者の動きを知ったりすると、すべての苦労を忘れて嬉しくなる。

▲若久団地:若久団地マルシェ
▲原団地:えのぐであそぼう
▲徳力団地:みまもりプロジェクト
▲徳力団地:みまもりプロジェクト

皆さんが住む地域のイベントやお祭りにはこういう意味合いもある、ということを知っていただくと、また参加する意識が変わってくるのではないだろうか。ぜひ、参加してみてほしい。

クライアント:UR都市機構 九州支社
プロデューサー:木村隆志・本多 薫
企画:本多 薫・倉員香織
運営:本多 薫・倉員香織
運営協力:株式会社アートモ 諸熊正一


3.私、こういうモノです

テニスとものづくりと旅が好きなDIY女子 
西野入 杏美 Ami Nishinoiri

北九州市小倉で生まれ、高校生までを過ごしました。大分の大学に進学し、就職のタイミングで福岡市へ。
両親の影響もあり、幼い頃からテニス漬けの日々を過ごしてきました。今でもテニスは続けていて、社会人の団体戦などに出たりもしています。
大学では建築計画や地域コミュニティを学び、まちづくりや地域に関わることに興味を持ちました。
卒業後は住宅メーカーで、戸建て注文住宅の設計を担当し、たくさんの方の住まいづくりを通した“暮らし”のお手伝いを経験。
2023年11月よりダイスの一員となりました。

これまでの経験を活かしつつ、企画力、運営力、空間のデザイン力、発想力などを身につけながら、いろんな形での“暮らし方”を提案していきたいと思います。
そのためにも、さまざまなことに興味を持ち、情報をキャッチできるようにアンテナを張り巡らせています。

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4.楽しい業務連絡

◯落水洋介さん特別講演会「難病がくれた宝物」

久原本家ららぽーと福岡店のくばラボにて、難病を抱える落水洋介さんの特別講演会が開催されます。
人生の困難にぶち当たってもその困難を楽しみながら乗り越えていく...
そんな落水さんの考え方は、障がいの有無に関係なく自分の人生や考え方を見つめ直すきっかけを与えてくれます。
※ダイスプロジェクトは くばラボの運営サポート をしています。

開催日程: 2月11日(日)11:00〜12:00
開催場所: 久原本家 ららぽーと福岡店(福岡市博多区那珂6-23-1 ららぽーと福岡1F)
参加費:無料(要予約)
主催: くばラボイベント事務局

詳しくはコチラ→https://kubara.revn.jp/events/view/457